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2025.03.13
ネイリスト

ネイルサロン店舗物件の探し方は?マンション・テナントでのネイリスト独立開業を解説

ネイルサロンを開業しようと思っている場合、自宅サロン以外、物件探しは避けて通れないステップです。 物件探しはかなり長期戦になるという覚悟が必要です。 この記事では、ネイルサロンを開業する際の物件探しについて、現状や重要性、重視すべきポイントなどについてお伝えします。 開業を検討している人は、ぜひ参考にしてくださいね。

ネイルサロンを開業しようと思っている場合、自宅サロン以外、物件探しは避けて通れないステップです。

物件探しはかなり長期戦になるという覚悟が必要です。

この記事では、ネイルサロンを開業する際の物件探しについて、現状や重要性、重視すべきポイントなどについてお伝えします。

開業を検討している人は、ぜひ参考にしてくださいね。

ネイルサロンの物件探しの現状

まず、ネイルサロンの物件探しの現状についてお伝えします。

結論として、物件探しはかなりハードルが高い作業になります。

以下で詳しくご説明しますね。

物件探しはハードルが高い

ネイルサロン向けの物件探しは意外とハードルが高く、特にテナントを借りる場合は1年以上の時間を要することもあります。

美容室と異なり、水回りの設備が少なくても運営できますが、物件によっては美容関連業不可となっているところも。

「ここいいな!」と思っても、契約条件がそぐわなかったり、管理会社やオーナーからの許可が下りない場合もあるのです。

また、なかなか自分が希望する条件が揃う物件が見つからないこともあります。

100点ではなく70点で折り合いをつける

理想に沿った完璧な物件を探すのは難しく、100点の物件を求めると時間がかかりすぎてしまいます。

立地や広さ、家賃、内装の状態などを総合的に考え、70点で納得できる物件を選ぶのが現実的です。

多少のデメリットがっても、工夫次第で解決できる可能性もあります。

完璧を求めすぎず、柔軟な視点で物件を選ぶのがおすすめです。

選定する基準を明確に

物件を選ぶ際には、自分のサロンに必要な条件を明確にしておくことが重要

たとえば、駅近、住宅街、駐車場の有無、家賃、広さ、内装の状態など、優先順位を決めておくとスムーズに比較できます。

また、物件によってはリフォームが必要な場合もあるため、初期費用や契約条件も慎重にチェックしましょう。

エリアの選定も重要

ネイルサロンのターゲット層に合ったエリアを選ぶことも、成功の鍵となります。

たとえば、オフィス街なら仕事帰りのOL向けサロン、住宅街なら主婦向けのサロンが適していますよね。

また、競合サロンが多すぎると集客が難しくなるため、近隣の状況をリサーチし、適度な需要がある場所を選ぶことが大切です。

ネイルサロンの物件選びの重要性

先ほどもお伝えした通り、ネイルサロンの物件選びは難しく、70点で折り合いをつけるのがおすすめ。

とはいえ、物件選びは非常に重要なので、以下で詳しくお伝えします。

物件選びは成功に直結する

ネイルサロンの成功には、施術スキルや接客だけでなく、物件選びも大きく関係してきます。

立地や環境がよければ、自然と集客しやすくなり、リピーターも増えやすくなるでしょう。

たとえば、駅から近い、駐車場がある、人通りが多いエリアにあるなど、アクセスのよさはお客様の来店を促す重要な要素です。

また、サロンの雰囲気を決める内装や設備も、快適な空間作りには欠かせません。

適切な物件を選ぶことで、スムーズな運営が可能になり、長期的な成功につながります。

物件選びに失敗するとどうなるか

物件選びに失敗すると、集客が難しくなり、経営が苦しくなる可能性があります。

たとえば、人通りが少ないエリアやターゲット層と合わない地域に出店すると、思うようにお客様が来ないことも。

また、家賃が高すぎる物件を選ぶと、売り上げが安定する前に資金が尽きてしまうリスクもあります。

さらに、契約内容をしっかり確認せずに借りると、途中で営業が制限されたり、設備の不備で追加費用が発生する危険性もありますね。

物件選びを慎重に行わないと、開業後の経営が難しくなり、最悪の場合廃業に追い込まれる可能性もあるため注意しましょう。

エリアを決める際に重視すべきポイント

エリア決めは物件選びの際に非常に重要なポイントとなります。

エリアを決める際は以下の点を重視してみましょう。

設定したターゲットが多くいるか

エリアを選ぶ際には、サロンのターゲット層が多く住んでいるか、または通いやすい地域かを確認することが大切です。

たとえば、働く女性向けならオフィス街、主婦層がターゲットなら住宅街が適していますよね。

学生向けなら大学や専門学校が多い地域が理想的です。

ターゲットが少ないエリアに開業すると、集客に苦労する可能性が高いため、慈善にエリアの特性をリサーチし、ターゲットが集まりやすい場所を選びましょう。

自サロンのコンセプトに合っているか

サロンのコンセプトに合ったエリアを選ぶことで、ブランディングと集客の成功率が高まります。

たとえば、高級感のあるプライベートサロンなら、高級住宅街や富裕層が多いエリアが向いています。

一方、リーズナブルな価格帯のカジュアルなサロンなら、学生や若い女性が多く集まる繁華街が適しているでしょう。

エリアの雰囲気や街並みが、サロンのイメージと合致しているかを必ず確認しましょうね。

市区町村ごとの世帯年収

市区町村ごとの世帯年収をあらかじめ調査しておくのも重要なポイントです。

不動産サイトであれば、市区町村ごとの世帯年収が確認できるため、エリア選定の際にぜひ確認してみましょう。

ちなみに、スーパーマーケットと世帯年収には関連性があるといわれているのをご存じでしょうか?

たとえば、世帯年収500万円未満の人は節約志向で、低価格帯の西友や業務スーパーを多く利用する傾向にあります。

一方、世帯年収800~1,200万円の人は高級志向であり、高価格帯の成城石井や紀伊國屋を利用する傾向にあるのです。

これらのデータを元に、ロジカルにエリアを選定するとスムーズですね。

他サロンの店舗数と価格帯

競合サロンの数や価格帯をリサーチすることで、自分のサロンの立ち位置を明確にできます。

既に多くのサロンがあるエリアでは競争が激しく、価格競争になりやすいリスクがあります。

しかし、適度な競争があるエリアなら、需要が高い証拠ですよね。

競合のメニューや料金を分析し、自分のサロンがどのように差別化できるかを考えることが成功の鍵といえます。

ネイルサロン物件を選定する基準

続いて、ネイルサロンの物件を選定する基準について詳しくお伝えします。

ネイルサロンの物件を選ぶ際はさまざまな基準を元に選ぶことになるはずです。

それぞれの基準でどのようなことを意識すべきか、ここで確認しておきましょう。

駅からの近さ

ネイルサロンの立地は集客に大きく影響するため、駅からの距離は重要なポイントです。

特に、徒歩5分以内の場所は利便性が高く、集客しやすくなるでしょう。

駅近であれば、通勤・通学途中の人や仕事帰りの方にも立ち寄りやすくなるため、新規顧客の獲得につながります。

ただし、駅前は賃料が高くなるため、コストとのバランスを考える必要があります。

少し離れた場所でも、バス停が近い、わかりやすい道に面しているなど、アクセスの良さを重視しましょう。

広さや間取り

ネイルサロンの物件を選ぶ際は、サロンの規模や提供するサービスに合った広さ・間取りを選ぶことが重要です。

ネイル施術スペースに加えて、待合スペース、収納スペース、洗面所などの配置を考慮しましょう。

狭すぎると作業しにくく、圧迫感を感じる可能性があります。

一方で、広すぎると家賃が高くなり、経営の負担になります。

特に個人サロンでは、最低でも5〜10㎡程度の施術スペースが確保できるかを確認し、効率的に運営できる間取りを選びましょう。

店舗が見つけやすいか

初めて来店するお客様が迷わずたどり着けるかどうかは、集客のしやすさに影響します。

駅からの道順がシンプルで、目印になる建物があるかを確認しましょう。

ビルの2階以上や奥まった場所にある場合は、看板の設置やSNSでの詳しいアクセス案内を工夫する必要があります。

また、周囲に似た名前の店舗がないか、住所検索で正しく表示されるかも事前に確認しておくとよいでしょう。

機能面が充実しているか

施術を快適に行うために、設備の充実度をチェックすることも大切です。

エアコンや換気設備、照明の明るさ、コンセントの位置、給湯設備の有無などを確認しましょう。

特に、ネイル施術では照明の明るさが重要で、暗い室内だと細かい作業がしにくくなりますよね。

また、コンセントの配置が悪いと作業動線に影響するため、機能面のバランスを考えた物件選びをしましょう。

どのような状態か

物件の状態によって、開業前のリフォームや修繕のコストが大きく変わります。

内装が整っている場合は初期費用を抑えられますが、古い物件や居抜き物件は修繕が必要な場合があります。

特に、水回りや電気設備が古いと、後々トラブルになる可能性があるため、事前に確認しましょう。

また、壁や床の汚れ、カビの有無など、清潔感があるかどうかも重要です。

賃料や初期費用

賃料は毎月の固定費として経営に大きな影響を与えるため、売上とバランスの取れた物件を選ぶことが大切です。

一般的に、ネイルサロンの場合の賃料は月売上の10%以下に抑えるのが理想とされています。

また、敷金・礼金、保証金、仲介手数料、内装工事費などの初期費用も考慮し、総額が予算内に収まるか確認しましょう。

契約内容も重要で、解約時の違約金や更新料の有無を事前にチェックすることが重要です。

築年数

築年数が新しいほど設備が整っており、清潔感のある内装である可能性が高いですが、その分賃料も高くなります

一方、築年数が古い物件は賃料が安い反面、水回りや電気配線の老朽化によるトラブルのリスクがあります。

築年数が古い物件を選ぶ場合は、リフォームの可否や費用負担についても確認しましょう。

また、建物の耐震性や防火設備など、安全面も考慮する必要があります。

駐車場や駐輪場の有無

車や自転車で来店するお客様が利用しやすいように、駐車場や駐輪場の有無を確認するのも大切です。

特に、郊外や住宅街のサロンでは駐車スペースがあると集客に有利。

近くにコインパーキングがある場合は、駐車料金を考慮し、必要に応じてサービス券を提供するのも良いでしょう。

駐輪場があると、自転車で通いやすい地域の顧客層にも対応できます。

看板が外に置けるか

看板を設置できるかどうかは、サロンの見つけやすさに大きく影響します

特に、ビルの2階以上や奥まった場所にサロンを構える場合、外に看板を出せるかどうかを確認しましょう。

物件によっては管理規約で制限されている場合があるため、オーナーや管理会社に事前に相談する必要がありますね。

また、設置可能な場合でも、大きさやデザインに制限があることがあるため、ルールを把握しておくことが大切です。

ネイルサロンの物件選びでの注意点

ネイルサロンの物件選びではいくつかの注意点もあります。

これらの注意点を頭に入れ、失敗の内容に行動しましょう。

普通の不動産だと住居用の物件しかない場合が多い

多くの不動産会社は住居用の物件を中心に扱っており、店舗向けの物件は限られています

特にネイルサロンのような小規模なビジネス向けの物件は少なく、通常の住居用物件では営業が禁止されているケースも。

物件を探す際は「店舗可」「SOHO可」などの条件を確認し、事前に不動産会社に相談することが大切です。

また、物件契約の際には、管理会社やオーナーに業種の許可を取るようにしましょう。

不動産を10件以上巡って探し回る覚悟を

先ほどもお伝えした通り、物件探しは簡単には成し遂げられないという事実を頭に入れておきましょう。

1~2件の内覧では不十分で、不動産を10件以上巡り足を使って泥臭く探し回る覚悟が必要です。

実際に現地に足を運び、周辺環境やアクセスのしやすさも目で確認しましょう。

困ったらサロミーに相談する

ネイルサロン向けの物件探しに困ったら、サロミーに相談しましょう。

サロミーに相談することで、自分一人で物件を探し回るよりもスムーズに最適な物件が見つかります

もちろん、物件探しだけではなく、開業に際し必要なことは何でも相談できますのでご安心くださいね。

ネイルサロンの物件探しでよくある質問

最後に、ネイルサロンの物件探しでよくある質問をまとめました。

物件探しに関して疑問のある人は、確認してみてくださいね。

駅近と住宅街ならどちらがいいですか?

ターゲットや集客方法によって、駅近と住宅街どちらが適しているかは異なります。

駅近は人通りが多く、新規顧客を獲得しやすいですが、家賃が高め。

逆に住宅街はリピーター向けのサロンとして安定した経営がしやすい傾向にありますが、新規集客には工夫が必要でしょう。

駅近ならOLや学生、住宅街なら主婦層がターゲットになりやすいので、どの層を狙うか考えて決めましょう

家賃が高い物件でも利益を出せますか?

家賃が高い物件でも、集客力があれば利益を出すことは可能です。

ただし、固定費が大きい分、施術単価を上げるか回転率を高める必要があります。

駅近や商業エリアなら、高価格帯のメニューやセットメニューを導入し、客単価を上げる戦略が有効でしょう。

また、SNSやリピーター施策を強化し、安定した集客を確保することが重要です。

最初から高額な家賃を負担するのはリスクが高いため、最初はスモールスタートを目指すなど事業計画をしっかり立てましょう。

改装費用の目安はどれくらいですか?

改装費用は、物件の状態や希望する内装によって大きく異なります。

簡単な内装変更や備品の購入だけなら50~100万円程度で済むこともありますが、フルリフォームをする場合は200~500万円かかることも

さらに水回りや電気工事が必要になるとコストが上がるため、最初から内装が整っている物件を選ぶと改装費を抑えられます。

また、居抜き物件を活用することで費用を大幅に削減できるでしょう。

物件契約時に見落としがちなポイントは?

物件契約時には、賃料や敷金・礼金だけでなく、契約条件や追加費用の確認も必要です。

特に業種制限があると、ネイルサロンの営業ができない可能性もあるため注意しましょう

また、看板設置の可否、エアコンや水道の使用制限、原状回復の条件なども事前にチェックしましょう。

さらに、解約時の違約金や更新料の有無、短期解約のペナルティなども確認し、予想外の出費が発生しないよう要注意です。

地方でも大丈夫ですか?

地方でもネイルサロンの需要はもちろんありますが、集客方法を工夫する必要があります。

都市部に比べて競合が少ないため、口コミやリピーターを増やすことで安定した経営が可能です。

また、車移動が多い地方では、駐車場を完備することで来店を促せます。

さらに、InstagramやGoogleマップを活用してオンライン集客を強化し、地域外からの集客も視野に入れると成功しやすくなるでしょう。

物件探しは成功への第一歩!強みを押し出せる物件を見つけよう

物件探しはそう簡単なものではありませんが、手を抜いてはいけない重要なポイントでもあります。

適した物件が見つかるまで1年以上の歳月がかかる可能性もありますが、自分の足を使って不動産を回り、しっかりチェックしていきましょう。

自サロンのコンセプトやターゲット層とのマッチ度も考慮したうえでエリア選定することも大切です。

もし物件探しで困ったら、一度サロミーに相談してみましょう。

開業のプロがあなたに適した物件を見つけ、それ以降も売り上げを上げるために伴走してくれますよ!