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2024.12.02
ネイリスト

【保存版】ネイルサロン開業完全ガイド!立ち上げ準備から経営まで手順を解説

ネイリストさんの中には、いずれ独立して開業することを夢見ている人も多いでしょう。 しかし、いざ開業しようとしても、何から始めればいいのかわからず困るかもしれません。 そこでこの記事では、ネイルサロンを開業する方法について徹底的に解説していきます! 開業の基本的な流れはもちろん、必要資金や成功させるためのポイントについても記載しています。 今後ネイルサロンの開業を考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

ネイルサロン開業の動向や難易度

最初に、ネイルサロン開業の動向や難易度に関してご説明します。

開業の方向性を決める上で重要な情報になるため、しっかりチェックしていきましょう。

ネイルサロンの市場規模は拡大中

ネイルサロンの市場規模は2024年現在、全体でおよそ1,390億円。

前年比16.3%アップとなっており、今もなお拡大し続けています

さらに、女性の場合は1,145億円、男性の場合は245億円で、いずれもここ5年で最高額を記録しています。

中でも注目すべきは男性の場合であり、前年比48.5%アップです。

男性のネイルサロン利用率は3年連続で増加しており、若年層でネイルデザインを楽しむ人、社会人の身だしなみとしてケアを取り入れる人が増えていることが伺えます。

参考↓

5年以内の廃業率は約90%

市場規模が拡大する一方、ネイルサロンの5年以内の廃業率は90%となっています。

つまり、6年以上継続して営業できているネイルサロンは全体の10%未満ということ。

2020年には新型コロナウイルスの流行により、廃業率が過去最多を記録しています。

また、参入障壁の低さからネイル業界へ参入する個人や企業も多く、競争が激化しているのも廃業率が高い要因のひとつでしょう。

具体的な経営戦略の用意や施術のスキルアップ、集客などを徹底しなければ、拡大する市場の中で生き残れないのです。

それにより、ネイルサロンを開業し継続して経営を続けていくことは難易度が高いと言えます。

参考↓

時代の流れは個人サロンへ

ネイルサロン開業のトレンドは、ズバリ個人サロン。

施術を「どこで」受けるかではなく、「誰に」受けるかということを重視する流れが強まっているのです。

これにより、ネイリストさん個人に顧客が付くため、ネイリストさんが独立した際にもリピーターとして来店してくれる確率が高まるでしょう。

独立前にスタッフとして勤務していたサロンにてファン化が上手くできていれば、独立した際の売り上げが見込めます。

ネイルサロンを開業する方法7選

続いて、ネイルサロンを開業する方法をご紹介します。

ここで紹介する方法は7つ。

自分に合った開業方法を見極めるための参考にしてくださいね。

テナントで開業する

1つ目は「テナントで開業する」方法です。

テナントとは、建物のオーナーからビルの一部区画を借りて運用する店舗を指します。

つまり、貸店舗を借りてネイルサロンを開業する方法ですね。

この場合、敷金や礼金がかかったり、毎月の家賃がかかったりするため、そちらも念頭に置いておきましょう。

フランチャイズで開業する

2つ目は「フランチャイズで開業する」方法。

これは、既存のネイルサロンブランドのビジネスモデルを提供してもらい、新規のオーナーとしてそのブランドの系列店舗を開業させる方法です。

この方法であれば既存のビジネスモデルが利用できるため、運営ノウハウや施術内容についてもサポートを受けられます。

ただしこの場合、契約金やロイヤリティの支払いが発生するため、それを見越した資金繰りが大切です。

マンションで開業する

3つ目は「マンションで開業する」方法です。

マンション開業であれば、住居用に貸し出している一部屋を借りて小規模のネイルサロン運営が可能

テナントを借りて開業する方法と比べると、安価で運営できるのがメリットです。

注意点としては、店舗利用を禁止しているマンションもあるということ。

店舗利用が可能かどうか、事前にオーナーに確認しましょう。

シェアサロン・レンタルサロンで開業する

4つ目は「シェアサロン・レンタルサロンで開業する」方法です。

シェアサロンとは、施術のための一定のスペースや個室を複数のネイリストでシェアする開業方法です。

レンタルサロンとは、施術できる環境が整ったレンタルスペースを借りてネイルサロンを開業する方法です。

いずれも、自分でまるまる物件を借りて運営するよりも安価で済むため、個人が開業する際の選択肢として挙がる方法ですね。

0円開業支援を受けて開業する

資金を抑えて開業を目指す人におすすめなのが5つ目、「0円開業支援を受けて開業する」方法。

0円開業支援とは、その名の通り、開業のプロから支援を受けながら0円で開業する方法です。

たとえばサロミーにおいても0円開業支援を行っています。

開業スペースの手配からメニュー設計、集客まで包括的にサポートする体制が整っていますよ。

資金を抑えて確実に開業・運営し、事業展開を狙って行きたい人に非常におすすめです。

自宅で開業する

6つ目は「自宅で開業する」方法です。

この場合、自宅の一画を施術のためのスペースとして利用するため、サロンとしての家賃が抑えられるのがメリットです。

使用するスペースの範囲や利用時間によりますが、家賃や水道光熱費の一部を経費に計上できるため、節税効果もあります。

一方、プライベートとの区分けが難しくなるなどの面があるため、工夫が必要ですね。

出張型で開業する

7つ目は「出張型サロンとして開業する」方法です。

出張型とは、予約が入ったらお客様の自宅やレンタルスペースに出張して施術を行うスタイルのこと。

店舗を持たずに開業する方法なので、かかる費用を大幅に抑えられます。

施術に必要な機材などを用意するだけで十分なので、開業初心者にもハードルが低い方法と言えますね。

ネイルサロン開業に必要な資格・届け出

ここでは、ネイルサロン開業に必要な資格・届け出について解説していきます。

ネイルサロンを開業するとなると、何か色々な書類を準備しなければいけないのでは?と不安になる人もいますよね。

そこまで大がかりな準備は不要なので、安心して読み進めてみてください。

ネイルサロン開業に特別な資格は不要

ネイルサロンを開業するにあたって、特別な資格は不要。

ネイルサロンは無資格でも開業可能です。

持っていれば有利な資格もある

ネイルサロンは無資格でも開業可能ですが、持っていれば有利な資格もあります。

取得は必須ではありませんが、お客様からの信頼を得たり、自身のスキルをアピールしたりするためにも持っていた方が有利と言えますね。

代表的なネイル関連の資格としては以下のようなものが挙げられます。

  • JNECネイリスト技能検定(ネイリスト検定)
  • JNAジェルネイル技能検定(ジェルネイル検定)
  • JNA認定ネイルサロン衛生管理士
  • I-NAIL-Aジェルネイル技能検定
  • ネイルスペシャリスト技能検定試験

保健所への申請は不要

ネイルサロン開業において、原則として保健所への申請は不要です。

ただし、ネイル施術と並行して、まつ毛エクステなど国家資格が必要な施術を行う場合は、保健所の認可を貰う必要があります。

税務署への届け出は必要

初めて個人でネイルサロンを開業する場合、税務署への届け出が必要です。

個人事業主の場合は「開業届」、法人化する場合は「設立登記」の手続きが必要になります。

もし開業届を出す場合は、青色申告用の申請書も合わせて提出することをおすすめします。

これにより確定申告の際に青色申告が可能となり、白色申告よりも節税効果が見込めますよ。

ネイルサロン開業の基本的な流れ

続いてネイルサロン開業の基本的な流れについての説明に移ります。

大まかに、この流れに沿って開業を進めていくことになるでしょう。

順にご覧ください。

目標を設定する

まずはネイルサロンとしての目標を設定しましょう。

いつまでにどのくらいの利益を達成するか、オープン予定日などを決定します。

これらが決まれば、逆算して今やるべきことが見えてきますよね。

設定した利益を達成するために、メニュー設計や1人あたりの施術時間、営業日数や時間などを細かく決めていきます。

本格的に動き出す前に、とりあえず決めることが大切です。

もちろん、後で修正してもOK。

何にどのくらい時間がかかるかが具体的に分かってきたら、都度修正していきましょう。

競合調査を行う

店舗運営の方向性を決めるためにも、競合調査は非常に大切です。

ここを徹底することでサロンのコンセプトが明確にでき、他サロンとは違った自身の強みを明らかにすることができます

競合調査を行う上でおすすめの分析方法は「3C分析」。

分析というと難しく感じるかもしれませんね。

「3C分析」とは、自社(Company)・顧客(Customer)・競合(Competitor)という3つの軸から分析を行う方法です。

具体的には、自社(Company)の強み・弱みを明らかにすること。

顧客(Customer)のターゲット選定を行い、ニーズを深掘りすること。

競合(Competitor)の出店エリアにおける集客数や価格帯、デザイン系統などを明らかにすることです。

特に競合分析を行う場合におすすめなのが、ホットペッパービューティーに問い合わせてデータを貰うこと。

正確なデータが得られるため、分析に役立ちます。

また、競合店へ実際に来店してみるのもひとつの手段。

お客様視点で施術やサービスを受けてみることで、予約の流れから接客、次回予約への誘導など勉強になることが多くあるはずです。

提供するサービスを決める

競合調査を行った後は、その結果を元に自サロンで提供するサービスを決めましょう。

提供するサービスを決めるにあたって、あらかじめターゲットやサロンコンセプトを決めておく必要があります。

ターゲットを決める際は、性別・年代・職業・年収・悩み・趣味嗜好や価値観など細かく設定します。

また、サロンコンセプトでは価格帯や接客、サロンの雰囲気などを決め、他サロンとの差別化を図りましょう

先述したように、今の時代は「だれに」施術してもらうかを重視する流れに来ています。

そのため、ひとつの会話であっても「前話したこと覚えてくれていたんだ!」などという細やかな気遣いがあれば、お客様にも喜ばれファン化促進にもつながりますよ。

ターゲットやコンセプトが決まったら、具体的なメニューを設定します。

パラジェルやフィルインを導入する、デザインによってプランを用意するなど、実際に提供するサービスを具体的に決めていきましょう。

開業方法を決める

目標設定・徹底した競合分析・提供するサービスの決定まで終わったら、いよいよ開業方法の決定に進みます。

自分が設定した目標を達成するためには、どのような形態で開業するのがベストかを検討するのですね。

資金があまりない場合は、自宅サロンや出張型サロン、0円開業支援を検討するといいでしょう。

ある程度の自己資金があり、融資なども検討している場合はテナント開業、フランチャイズ開業も視野に入ってくるかもしれません。

あくまで、自分で設定した目標に沿って、毎月いくらの利益が必要か、かかる費用をどの程度に抑えれば資金繰りが上手くいくか、などをあらかじめ計算した上で開業方法を選択することをおすすめします。

スケジュールを決める

続いて目標設定で決めたオープン予定日から逆算して、細かいスケジュールを決めていきます。

個人サロンの場合は最短3ヶ月ほどでオープン可能な場合もありますが、スタッフ雇用型サロンの場合は求人などにも時間が必要なので最低でも半年は見ておいた方が無難でしょう。

また、内装工事などを行う場合は、その期間の見積りも忘れないようにしましょう。

エリアを決める

開業するエリアを決めるのも重要なポイントです。

「物件が安いから!」と何も考えず契約しないよう注意しましょう。

エリアを決める際は集客を意識すべきです。

たとえば、設定したターゲットが多くいること、自サロンのコンセプトに合っていることなどを重視してエリアを選定します。

そのため、そのエリアの特性を調査する必要がありますね。

不動産サイトであれば、市区町村ごとの世帯年収が確認できるため、エリア選定の際の参考になるでしょう。

ちなみに、スーパーマーケットと世帯年収には関連性があると言われています。

たとえば、世帯年収500万円未満の人は節約志向で、低価格帯の西友や業務スーパーを利用する傾向にあります。

逆に世帯年収800〜1,200万円程度の人は高級志向であり、高価格帯の成城石井や紀伊國屋を利用する傾向に。

これらのデータを参考にエリアの選定を進めるとスムーズかもしれません。

物件を探す

開業するエリアを決めたら物件を探しましょう。

選定する基準としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 駅からの近さ
  • 広さや間取り
  • 店舗が見つけやすいか
  • エレベーターの有無などの機能面
  • 居抜きやスケルトンなど物件の状態
  • 賃料や初期費用
  • 築年数
  • 駐車場や駐輪場の有無
  • 看板が外に置けるか

上記の基準と自店舗のコンセプトを元に、最も適した物件を探しましょう。

注意点としては、物件探しはそう簡単ではないということ。

とにかく見つかりづらく、1年見つからないこともあるため覚悟が必要です。

そのため完璧を目指すのではなく、70点の物件を見つけたらすぐにでも申し込むことをおすすめします。

開業資金を調達する

必要な資金や経費が計算できたら、それを元に開業資金を調達しましょう。

資金には、店舗取得費・設備費などの初期資金、月額賃料・広告費・人件費などの運転資金の2種類が存在します。

それぞれどの程度必要になるかをあらかじめ計算し、余裕を持たせた資金繰りができるよう準備しましょう。

開業方法によっても必要な資金の額は異なるため、詳しくは後述します。

資金を調達する方法としては、以下の方法があります。

  • 銀行融資
  • 自己資金(貯金)
  • 家族・知人に借りる
  • 事業用ローン
  • 消費者金融
  • 個人からの投資・融資
  • 助成金・補助金

中でも銀行融資は最もおすすめで、特に日本政策金融公庫の融資は利率が低く融資を受けやすいというメリットがあります。

また、開業資金の調達が難しい個人ネイリストさんは、サロミーの0円開業支援がおすすめです。

スタッフの求人・採用を行う

スタッフ雇用型サロンを開業する人は、スタッフの求人や採用も行います。

求人を出すのにおすすめなのは「リジョブ」「美プロ」

「リジョブ」は美容やヘルスケア業界の求人に特化した最も有名なサイトで、もちろんネイリストの求人も行えます。

掲載時に掲載費、採用成功時に採用成果報酬の支払いが必要です。

一方「美プロ」も美容業界に特化した求人サイトで、採用成果報酬が0円なのが大きなメリットですね。

採用する際のポイントとしては、自サロンのコンセプトに沿った施術ができるだけのスキルがあるか、コミュニケーション能力があるか、トレンドへの敏感性、自サロンの価値観と一致するかなどが挙げられます。

また、採用だけでは終わらず、採用後も教育や福利厚生の提供まで一貫して考慮しなければなりません。

採用したスタッフに対して定期的に面談したり、日々気遣いをしたり、長く安定したサービスをお客様に提供してもらうためにフォローを続ける必要があります。

サロン名を決める

独立する際の楽しみのひとつとして、サロン名を決めることが挙げられるのではないでしょうか?

さまざまな面で苦労してやっと開業するネイルサロンですから、気合いが入りますよね。

現実的な面で言うと、サロン名を決める際は以下の点を意識しましょう。

  • 他店と被らないこと
  • 誰が読んでも読みやすいこと
  • インターネットで検索しやすいこと

他店と被っていないかどうかは、一度候補となる名前をインターネットで検索してチェックしてみましょう。

また、誰が読んでも読みやすい名前の場合、覚えてもらいやすく、親しみを持ってもらいやすいというメリットがあります。

さらに、インターネットで検索しやすくするためにカタカナで設定することが望ましいでしょう。

外国語の難しい綴りの場合、まず名前が読めないのと検索バーに打ち込むのに手間がかかるため、集客に逆効果となります。

必要な届け出を行う

開業の準備が進んでいく中、忘れがちなのが必要な書類の届け出。

先述した通り、ネイルサロン開業においては税務署への届け出が必要になります。

個人事業主としての開業の場合は「開業届」、法人としての開業の場合は「設立登記」の届け出を行いましょう。

ネイルサロンだけで運営する場合、保健所への届け出は必要ありません。

ただし、アイラッシュサロンを兼ねる場合は保健所への届け出が必要になるため要注意です。

設備や道具を揃える

開業間近になったら、必要な設備や道具を揃えましょう。

具体的に必要な設備や道具としては、ソファ・ネイルデスク・ワゴン・ジェルネイル・カラー見本・デザインサンプル・ショップカード・レジ・電話などが挙げられます。

どれもサロンのコンセプトが決まっていないと手配できないものばかりなので、繰り返しになりますがサロンコンセプトは事前にしっかり決めておきましょう。

購入先としては、「TAT」・「ネイルパートナー」・「ビューティーガレージ」などがおすすめ。

いずれもプロのネイリスト専用の卸問屋です。

会員登録することでネット通販が利用でき、卸値で設備や道具を揃えることができます。

店舗オペレーションの手配

店舗オペレーションに関しても、しっかりと準備を進めましょう。

店舗オペレーションを整えることで、日々のサロン運営がスムーズになったり、お客様の満足度が上がったりすることにつながります。

具体的には、予約管理システムの導入、施術手順のマニュアル作成、在庫管理、衛生管理、スタッフのシフト管理、売り上げ・顧客管理システムの導入などが挙げられます。

これらの店舗オペレーションをしっかり構築することで、オープン日からスムーズなサービス提供ができるでしょう。

特に予約管理システムは重要

ダブルブッキングを防いだり、時間の空きを効率的に埋めるようにできたり、あると非常に業務が捗ります。

集客をする

開業前の最後のステップは、集客をすることです。

これは日々のサロン運営において、最も重要なプロセスだと言っても過言ではないでしょう。

集客は新規集客とリピート集客に分かれます。

新規集客のためのおすすめの方法は以下の通りです。

  • ポータルサイト
  • SNS
  • Google
  • ホームページ
  • リスティング広告

ポータルサイトとは、「ホットペッパービューティー」や「ミニモ」などの美容業界に特化した掲載サイトです。

特に「ホットペッパービューティー」は、既存顧客だけで売り上げが足りないのであれば絶対にやるべき媒体。

掲載しないメリットがないため、早い段階から掲載に向けての打ち合わせを行うべきです。

また、無料でできる施策として、SNSの活用が挙げられます。

特にInstagramは写真がメインの媒体であり、ネイルサロンとは相性抜群。

ダイレクトメッセージやコメントでの交流ができ、ターゲットの生の声を聞くことができます。

新規集客ができてきたら、リピート集客にも力を入れましょう。

リピートを促進するには、以下の方法が効果的です。

  • 次回予約の声掛け
  • LINE公式アカウント
  • ホットペッパービューティー
  • Instagram
  • メールマガジン

中でも次回予約の声掛けは意外にできていないもの。

予約特典を付けるなど、工夫することで立派なリピート促進施策になります。

また、LINE公式アカウントを活用することで、リピート促進や来店リマインドも可能な上、顧客情報の管理システムとしても利用できます。

もし集客に関して困ったら、0円開業支援を利用している人であれば相談が可能。

サロミーなら、開業のプロが手厚くサポートしますよ。

【方法別】ネイルサロン開業の必要資金

ネイルサロン開業の流れがわかったところで、必要資金について解説していきます。

先述した通り、開業方法によって必要となる資金の目安は異なります。

以下、参考にしてみてくださいね。

テナントで開業する場合

テナントで開業する場合、必要となる資金の目安は400~500万円です。

内訳として、初期資金が330万円程度、運転資金が100万円程度となります。

さらに初期費用330万円の内訳としては、物件取得費用が150万円、内装費が80万円、設備費が60万円、材料費が40万円です。

フランチャイズで開業する場合

フランチャイズで開業する場合、必要資金は最も高額です。

目安としては600~800万円となります。

その内、フランチャイズへの加盟金としてかかる費用が200~300万円。

ビジネスモデルの提供を受けられる一方で、必要となる資金が多くなるようです。

マンションで開業する場合

マンションで開業する場合、ワンルームマンションだと仮定すると必要資金の目安は200~300万円

住居用を借りる場合、もっと安いと考えていた人もいるのではないでしょうか?

初期費用にプラスして運転資金まで考慮すると、テナント開業ほどはかからないものの、かなりの額が必要になることがわかりますね。

シャアサロン・レンタルサロンで開業する場合

シェアサロン・レンタルサロンで開業する場合、必要資金の目安は80万円です。

内訳として、材料費が30万円、運転資金が50万円となります。

月額の賃料は15~20万と比較的高めです。

0円開業支援を受けて開業する場合

サロミーで0円開業支援を受けて開業する場合の必要資金は、ほぼ0円

材料費や消耗品費などは負担していただくことになりますが、大型の設備などの費用は全額サロミーが負担します。

「資金が本当にない...でも開業したい!」という人には最もおすすめの方法です。

自宅で開業する場合

自宅で開業する場合の必要資金の目安は60万円

自宅とはいえ、ある程度資金は必要になります。

内訳は材料費30万円、設備費が30万円です。

出張型で開業する場合

出張型サロンとして開業する場合、必要資金の目安は30万円です。

これはすべて材料費としての30万円ですね。

お客様のご自宅に伺って施術する場合、かかるのは材料費のみです。

有料のレンタルスペースを借りて施術を行う場合、上記にプラスしてレンタル費用もかかります。

ネイルサロン開業でかかる費用・経費

開業方法によって必要になる資金に違いがあることがわかったところで、ネイルサロン開業でかかる費用や経費の具体的な内容についてご説明します。

「初期費用」「運転資金」と言われてもピンと来ない人はチェックしておいてくださいね。

開業初期費用

開業初期費用とは、その名の通り開業の際にかかる費用のことです。

たとえば、敷金や礼金などの店舗取得費用、内装工事費、設備費、予約管理システムの導入費などが挙げられます。

開業初期は何かと資金が必要になりますが、サロンオープン以降も毎月資金が必要になるため、初期費用とプラスして運営費用も考慮しましょう。

毎月かかる運営費用

先述した通り、オープン後は初期費用以外に運営費用もかかります。

たとえば、賃料、材料費、求人広告費、人件費、宣伝広告費、税金などが挙げられます。

特にスタッフ雇用型サロンを運営する場合、人件費が発生します。

毎月の資金繰りが上手くいかないと、店舗の存続だけではなく信用問題にも発展するため、開業前に運営費用のシミュレーションはしっかり行いましょう。

ネイルサロン開業では助成金や補助金の活用も可能

ネイルサロン開業の流れの中で開業資金の調達について触れましたが、資金調達には助成金や補助金の活用も可能です。

基本的に返済が不要なため、資金調達に厳しさを感じている人は検討してみましょう。

自治体によって制度が異なる

助成金や補助金は国や自治体が実施している制度です。

申請する自治体によって細かい制度は異なるため、申請前に制度の内容をチェックしましょう。

ちなみに、助成金は国や自治体が提示する条件を満たせば受給できるもので、受給できる可能性が高いものになります。

一方補助金には審査があり、一定の基準を満たしていなければ受給できません。

そのため、補助金より助成金の方が受給のハードルが低いと言えます。

主な助成金・補助金

主な助成金・補助金としては以下のようなものが挙げられます。

  • 自治体の助成金・補助金
  • 地域雇用開発助成金
  • 小規模事業者持続化補助金
  • IT導入補助金
  • ものづくり補助金
  • 女性起業家向け助成金
  • 環境対策助成金

一見ネイルサロンと関係なさそうなものもありますよね。

しかし、たとえばIT導入補助金は予約管理システムの導入、環境対策助成金はLED照明の導入などに使えるでしょう。

助成金は後払いが多いので注意

注意点として、助成金は後払いが多いことが挙げられます。

つまり、かかる費用に関して、実際に支払いが終わった後に資金が支給されるということです。

その上、支給までにはある程度時間がかかります。

助成金や補助金ばかり頼りにするのではなく、ある程度の資金は別で用意しておく必要がありますね。

0円開業もひとつの方法

「助成金や補助金を考慮しても、やっぱり必要な資金調達が難しい...」

こう感じている人には0円開業もひとつの方法としておすすめします。

サロミーでは資金が0円でも開業が実現できるサポートを提供しています。

資金調達に困っている人は、一度サロミーにご相談くださいね。

ネイルサロン開業でのよくある失敗とその対策

ネイルサロン開業を検討している人は、よくある失敗を知っておきたいと思うのではないでしょうか?

ここでは、ネイルサロン開業でのよくある失敗とその対策について解説していきます。

開業方法の選択ミス

ネイルサロン開業でのよくある失敗として、まず開業方法の選択ミスが挙げられます。

資金が少ないにも関わらずスタッフ雇用型サロンとして開業して運転資金が足りなくなる、といったことですね。

スタッフとしての勤務から独立して開業する場合、最初は0円開業や自宅開業などのスモールスタートを目指す方がいいでしょう。

物件選びのミス

物件選びのミスも非常に多い失敗例です。

サロンコンセプトをしっかり設定せず、コンセプトに見合わない土地の物件を選んでしまったり、間取りにこだわるあまり賃料の高い物件を選んでしまったりといったことですね。

物件は後から変更するのが非常に厳しい項目なので、サロンの営業戦略や売り上げ目標などをしっかり設定した上で慎重に選びましょう。

十分な資金が用意できていない

十分な資金が用意できていない場合、初期費用はどうにかなったとしても運転資金が足りなくなるということになりかねません。

たとえ売り上げが立たない月があっても、数カ月は正常に運営できるよう、あらかじめ十分な資金を用意しましょう。

資金の用意が難しい場合は、銀行融資や助成金などの利用も可能です。

コンセプトを明確にできていない

サロンのコンセプトが明確でないと、運営の途中で軸がブレてしまいます。

その結果提供するサービスや施術に一貫性がなくなり、サロン独自の世界観や雰囲気が損なわれることに。

先述した通り、今はネイルサロンではなくネイリスト個人に顧客が付く時代です。

それにはファン化の促進が重要なので、サロンコンセプトを明確にし、ターゲットやメニュー設定を進める必要があります。

経営の勉強が不足している

経営の勉強が不足しているのも失敗する要因のひとつ。

もちろん、ネイリストさんは経営について詳しくない状態から開業するでしょうから、不足しているのも当然と言えます。

しかし、ある程度の知識があった方が運営が上手くいくのも事実。

もしひとりで悩んだり抱え込んだりして辛い場合は、0円開業にてプロのサポートを受ける方法もありますよ。

法律を理解していない

法律を理解していないことも失敗につながる要因でしょう。

たとえば、ネイル施術とアイラッシュ施術を提供するサロンを開業する場合、保健所への届け出が必要になります。

上記の場合、もし届け出をしないで勝手に開業すると、摘発される可能性も。

ネイル施術でのみの開業の場合、特別な資格や税務署以外への届け出は不要ですが、自身の開業パターンに合わせて事前に法律の確認をしましょう。

競合との差別化ができていない

競合との差別化ができていないのも失敗に至る大きな要因です。

開業するネイルサロンに独自の強みがないと、お客様が来店する理由がないですよね。

競合との競争に勝つには、「ここでしか受けられない施術やサービスがある」というお客様への価値提供が重要です。

競合と自店舗の違いを明確にするには、競合分析はもちろん、自店舗の強みや弱みを深くまで分析する必要があるでしょう。

徹底した集客ができていない

集客を徹底することはネイルサロン開業を成功に導く大きな鍵です。

ホットペッパービューティーなど有名媒体への掲載をはじめ、SNSでの発信やチラシの配布など、できることはたくさんあります。

特にSNSでの発信は、誰でも無料で始められる集客方法。

これを活用しない手はないため、フル活用していきましょう。

ファン化を目指すなら、InstagramやLINE公式アカウントがおすすめ。

施術内容はもちろん、ネイリスト自身の人柄がわかるような投稿も効果的です。

施術やサービスの質が停滞している

ネイルサロンの運営において、技術やサービスの質を日々向上し続けるのは非常に大事なことです。

新しい施術を取り入れたり、お客様に癒しを与えるようなサービスを導入したり、さまざまな工夫をすることでリピートも望めます。

もし技術やサービスの質が停滞していると、トレンドを追うお客様の来店が望めなくなったり、不満を覚えたお客様の足が遠のいたりすることにつながります。

そのため、ネイルサロン運営と合わせて、技術やサービスの質を上げるための時間を確保するようにしましょう。

具体的には、新しいデザインの練習や競合店舗へ客として来店し分析することなどが挙げられます。

もし「ひとりで開業したから時間が足りないよ!」という場合は、データ分析や集客サポートも一貫して行う、サロミーの0円開業をおすすめします。

ひとりで抱え込んでしまう

ネイルサロン開業は、元々スタッフとして勤務していたネイリストさんが独立して開業するパターンが多いです。

職場の人間関係に悩まされず自由を謳歌できると思う一方で、課題が生じるとひとりで抱え込んでしまうリスクもあります。

同じような境遇の人が周囲にいる場合は、ひとりで抱え込まず相談してみましょう。

身近にそういった人がいない場合、サロミーへの相談をおすすめします。

サロミーではリスクを抑えた0円開業の提案を行っており、開業のサポートだけではなくさまざまなお悩みに寄り添います。

ネイリスト独立開業成功の

ここまでネイルサロン開業のよくある失敗とその対策について解説しましたが、逆に成功するためにはどのようなことを意識したらいいのでしょうか?

最後に、開業を目指すネイリストのあなたが成功できるためのポイントをまとめました。

事前調査を入念に行う

開業に向けて実際に動き出す前に、事前調査を入念に行うのは非常に大切です。

同じ地域のどのような競合があるのか、競合がどのようなメニューを打ち出しているのか、店舗を出すエリアではターゲットをどの層に絞るべきかなど、調査を行うべきポイントはさまざまです。

徹底的な調査を行い、自店舗の強みを前面に押し出せる土台を作りましょう

足を使って泥臭く

ネイルサロン開業を成功に導く鍵は「足を使って泥臭く」です。

先述した通り、たとえばサロンを開業する物件を探す場合、非常に多くの時間がかかる傾向にあります。

自宅で手軽にスマホで検索して決定、という簡単なものではありません。

物件を探すなら、現地まで自分の足を使って見に行く、という手間が必要です。

それを納得いく物件が見つかるまで何度も何度も繰り返します。

アナログ的な手間をかけ、設定した目標を達成できるような条件の物件を探すことが大切です。

知識を持っている人に片っ端からヒアリング

事前調査の一環になりますが、知識を持っている人に片っ端からヒアリングするのも成功のポイントです。

たとえば、ネイルサロン開業についての知識、経営についての知識、開業を検討しているエリアの知識、不動産の知識など、仕入れるべき知識は多岐に渡ります。

すべて同じ人に聞くのではなく、分野別で詳しい人にヒアリングして回りましょう

会話を録音させてもらい、後から聞き返して参考にするのもおすすめです。

自己流ではなく、成功している人を徹底的に真似する

何事においても言えますが、自己流ではなく成功している人を真似るのが成功への最短ルートです。

成功している人のやり方には、成功するための秘訣やコツがたっぷり詰まっています。

そのため、自己流でなんとなく進んでいくよりも、成功者から得た確かな知識とデータを元に、ロジカルに進んでいくのが確実です。

「なんで?」と思っても、同じようになぞってみる。

その愚直さも時には大切ですね。

最初は費用を最小限にする

ネイルサロン開業を成功させるためには、最初は費用を最小限に抑えるのも大切なポイント。

特に個人ネイリストが独立する場合、そこまで多くの資金がない人がほとんどでしょう。

その場合、最初はスタッフ雇用型ではなく小規模店舗としてスタートを切ることで、最小限の資金から始めることができます

売り上げや利益が安定してきたら、事業拡大など次のステップに展開していくこともできます。

自分ひとりだけで抱え込まない

個人で独立してネイルサロンを開業する場合、自分ひとりだけで抱え込まないようにしましょう。

ひとりで抱え込んでしまうと、解決策が見つからないまま最悪の場合資金繰りが悪化して廃業に追い込まれる可能性も。

壁にぶつかったら、その分野に詳しい人や安心して話せる友人などに相談してみましょう。

それでも解決策が見つからなかったり、そもそも相談できる人がいない場合は、いつでも気軽にサロミーへ相談してくださいね。

開業支援サービスなどプロに頼むことも検討する

個人での運営に不安がある場合、始めから開業支援サービスに申し込むのもおすすめ。

特にサロミーの場合、開業スペースの手配から大型設備の提供、集客サポートやデータ分析まで一貫してサポートします。

もちろん、必要な資金は0円

確かな知識とスキルを持ったプロが、あなたのネイルサロン開業を全力でサポートします。

ネイルサロン開業は事前準備が大切!正しい手順であなたもオーナーに

ネイルサロン開業は事前準備が大切です。

特に、目標設定や競合分析は早い段階から綿密に行いましょう。

徹底した分析結果があれば、開業方法の選定やメニュー設定にも役立ちます。

この記事に記載したような正しい手順を踏むことで、あなたもネイルサロンのオーナーになれるのです。

ネイルサロン開業を夢見ているネイリストさんは、ぜひこの記事を参考に行動してみてくださいね。