【個人ネイリスト独立の教科書】失敗しない1人ネイルサロン開業の手順は?
ネイルサロンにてスタッフとしているネイリストさんの中には、「今後自分のサロンを持ちたい!」と考えている人もいるのではないでしょうか? しかし、開業するにしても何が必要なのか、どのタイミングで独立すべきなのかなど、悩むポイントは多いものです。 そこでこの記事では、個人ネイリストさんがネイルサロン開業を失敗しないための開業手順を徹底解説していきます。 開業の手順はもちろん、個人ネイリストの独立開業の現状や成功させるためのポイントについても併せて解説しています。 今後、独立を考えているネイリストさんはぜひ参考にしてくださいね。
個人ネイリスト独立開業の動向
それではまず、個人ネイリストが独立開業する場合の現状について解説します。
ネイルサロン開業にもトレンドがあります。
しっかり把握して役立てていきましょう。
時代は個人・ひとりサロンへ
ネイルサロン開業において、今や個人・ひとりサロンが主流。
施術を「どこで」受けるかではなく、「誰に」受けるかを重視するお客様が多くなっているのです。
お客様が気に入ったネイリストさんに指名が入るため、ネイリストさんが独立した際にもリピーターとして来店してくれる確率が高くなります。
独立前にスタッフとして勤務していたサロンにてファンになってくれたお客様がいれば、独立した後の売り上げにつながるため心強いですよね。
独立したネイリストの99%が現状に満足
データによると、独立したネイリストさんの99%が「独立してよかった」と感じています。
これはこれから独立しようと考えているネイリストさんにとって朗報ですよね。
しかも独立したネイリストさんのうち、3分の2が収入アップを達成しているのです。
収入のアップ額としては、約20%のネイリストさんが100万円以上のアップを記録。
これを聞くと、ネイリストとしての独立に希望が持てます。
参考↓
サロン勤務ネイリストの8割近くが独立を検討
さらに、現状サロン勤務をしているネイリストさんのうち、80%近くが独立を検討しています。
独立を考えているものの、実際に行動していない理由として、「開業資金の不足」や「経営知識の不足」、「集客に関する不安」が要因として挙げられるようです。
逆に言えば、上記のような悩みを解消できればすぐにでも独立したいと思っているということですね。
この記事を読んでいるネイリストさんの中には、同じような状況の人もいるのではないでしょうか?
参考↓
ネイリストが独立開業を考えるきっかけ
ネイリストさんが独立開業を考えるきっかけは多岐に渡ります。
ここではそのうち、代表的な5つについて言及しています。
お給料が少ないから
お給料が少ないということで、独立開業を考えるネイリストさんは非常に多いです。
たとえば、サロン勤務で売り上げを80万円出しているのに手取りは20万円だけ、といったことで不満に思う人もいます。
インセンティブもほとんどなく、サービス残業が当たり前といったサロンも。
さらに昇給基準が曖昧なため、いくら頑張っても手取りが変わらないということもあります。
先述した通り、独立したことで収入がアップしたネイリストさんは多数。
この現状を目にすると、お給料を上げるためにはやはり独立開業が必要だと感じるのではないでしょうか?
人間関係で疲れたから
サロン勤務では複雑な人間関係が展開しがち。
やはり女性ばかりの職場なので、難しい人間関係に発展することもありますよね。
スタッフ同士だと、派閥争いや仕事の押し付け合いなどが生じることもあります。
また、オーナーが現場を把握できていないことで、スタッフに対して無茶な要求をしてくることも。
そんな状況の中で人間関係に疲れ果て、独立して気楽に働きたいと考えるネイリストさんも多いのです。
思い通りの施術・接客ができないから
サロンによってコンセプトはまちまち。
サロンとの方向性に相違があると、自分が好きなデザインや系統をやりたいと思ってもできないことがあります。
使用する商材に関しても、自分の使いやすいものを選びたいと思うのではないでしょうか?
自分の思い通りの施術や接客ができないのは、長い目で見ると大きなストレスになり得ます。
休みが取りにくいから
サロン勤務の場合シフト制であることが多く、勤務時間も長いためなかなか思うように休みが取れないことも多いでしょう。
「旅行に行くために連続した休みが欲しい」「子供の参観日があるからこの日は必ず休みたい」と思っても、融通が利かないことも。
人手不足の場合、連勤を強いられたり、急な呼び出しがあり休日出勤になることもあります。
そのため、希望の休みが取れないことに不自由を感じるネイリストさんも多いのです。
自身のステップアップのため
独立開業したいと考えるきっかけとして、自身のステップアップのためというのもひとつ。
自分のサロンを持ち、自分の強みを前面に押し出した施術で集客し、運営していく。
まずは個人として小規模の運営から始めたとしても、その先に店舗展開や別ジャンルの施術へ拡大するという方向にも向かえます。
できることを増やしたり、経営者としてのスキルを身に付けたり、集客の知識を付けたりといったステップアップを図りたいと考えて独立を考える人もいるでしょう。
個人ネイリストが独立に踏み出せない理由
「独立開業できたら...」と考える一方、ネイリストさんが実際の行動に移せない理由も多々あります。
以下の5つが代表的な理由です。
赤字や借金が怖い
ネイルサロンを独立開業しようと思っても、先々の売り上げが立つかどうかを不安に思う人も多いでしょう。
赤字が続けばサロン経営を続けるのは難しくなりますよね。
また、初期費用や運転資金を借金するのが怖いと感じる人もいるようです。
お金を借りたはいいものの、実際にそれを返していけるのか、完済できるのかが不安になるのです。
先が見えないことが不安になるのは当然ですよね。
開業資金が足りない
先立つものがなければ独立開業は難しいものです。
開業資金が足りなくて、ネイルサロンの独立開業に踏み出せない人も多くいます。
融資を受けるにも、返せる見込みがないからと敬遠する人も多いでしょう。
後述しますが、実は資金が0円でも開業は可能です。
サロミーで提供している「0円開業支援」というサービスを受ければ、自己資金がなくても開業はもちろん、その後のフォローアップまで一貫して受けることができます。
集客方法がわからない
集客方法がわからないというのも大きな悩みです。
せっかく優れた施術が提供できるネイルサロンを開業しても、集客できなければ意味がありませんよね。
集客方法にはさまざまな手法がありますが、どれをどのように運用していいのか迷う、もしくはそもそもどんな集客方法があるかわからない、といったことで悩む人もいるでしょう。
集客できなければ売り上げが立てられないため、その面を不安に思って独立開業に二の足を踏む人も多いのです。
忙しくて先のばしにしている
スタッフ勤務の場合、思うように休みが取れないことも多々あります。
そのため毎日が忙しく、独立開業について正面から向き合う時間が取れないというのも踏み出せない理由のひとつです。
また、自分の目標や先々の計画が不明瞭なのも要因のひとつでしょう。
目標や計画が少しでも明確になれば、それに向けて頑張るモチベーションにもなるはずです。
この場合、「いつ独立開業するか」という大体の目標を立てることから始めてもいいかもしれません。
そうすることで逆算してやるべきことを考え、忙しい中でも今やるべきことが明確になるはずです。
独立する方法がわからない
独立する方法がわからないというのも、ネイリストさんが独立開業に踏み出せない理由のひとつ。
これまでスタッフ勤務をしてきたネイリストさんが、いきなり独立開業しようと思っても、やり方がわからないのは当然のことですよね。
そういったことをひとりで抱え込み、結局明確な行動を取れないまま時間が過ぎていく人も多いのが現実です。
この場合、ひとりで悩まずサロミーに相談するのがおすすめ。
無料で相談でき、今後の方向性について具体的なアドバイスをもらえます。
個人ネイリストが独立する方法5選
続いて、個人ネイリストが独立する具体的な方法を5つご紹介します。
個人ネイリストさんの場合、まずは小規模から開業するのがおすすめ。
順にご説明しますね。
自宅サロン開業
個人ネイリストとして独立開業する方法として、まず自宅サロンの開業が挙げられます。
これは、自宅の一画を施術のためのスペースとして改装・利用する方法ですね。
自宅を利用するため、サロン用の物件を借りる必要がなく、家賃や水道光熱費が抑えられるのがメリットです。
また、使用するスペースの範囲や利用時間によりますが、家賃や水道光熱費の一部を経費に計上できるため、節税効果もあります。
一方で、プライベートとの区分けが難しくなるなどの面もあるため、工夫が必要でしょう。
マンション一室での開業
マンションの一室を借りて開業する、というのもひとつの方法です。
マンション開業であれば、住居用に貸し出している一部屋を借りて小規模のネイルサロンが開業できます。
物件を借りて開業するよりも安価で開業できるというのがメリットです。
注意すべき点としては、店舗利用を禁止しているマンションもあるということです。
事前に店舗利用可能かどうかをオーナーに確認した上で契約しましょう。
シェアサロン・レンタルサロンでの開業
個人ネイリストが独立開業する方法として、シェアサロン・レンタルサロンでの開業も挙げられます。
シェアサロンとは、施術できるスペースや個室を他のネイリストとシェアするかたちで開業する方法。
レンタルサロンとは、施術できる環境が整ったレンタルスペースを借りてネイルサロンを開業する方法です。
いずれも物件を借りて開業するより安価で済むため、テナント開業より手軽だと言えます。
出張型サロンとしての開業
出張型サロンとして開業するのも、個人ネイリストが独立する方法のひとつ。
出張型サロンとは、予約が入ったらお客様の自宅やレンタルスペースに出張して施術を行うスタイルのサロンを指します。
店舗を持たずに開業する方法なので、物件を借りて開業するより費用を大幅に抑えられます。
施術に必要な機材などを用意するだけで十分なので、開業初心者にもハードルが低い方法と言えます。
0円開業(独立開業支援を受ける)
極限まで資金を抑えた独立開業を目指すネイリストさんにおすすめなのが、0円開業(独立開業支援を受ける)です。
0円開業とは、開業のプロから支援を受けながら0円で開業する方法です。
その名の通り、かかる費用は0円です。
本サイト、サロミーでは0円開業支援を行っています。
開業スペースの手配からメニュー設計、集客まで包括的にサポートします。
資金を抑えて確実に開業・運営し、事業展開を狙っていきたい人におすすめのサービスです。
ネイリストが独立開業するための手順12ステップ
次に、ネイリストが独立開業するための手順を詳しく解説します。
ここで紹介する手順は全部で12ステップ。
この12ステップを踏めば、あなたもネイルサロンオーナーになれますよ!
自分の価値観を整理
開業に際して具体的な行動に移す前に、自分の価値観を整理しましょう。
まずは開業する理由を明確化することが大事です。
理由を明確化することで、納得感を持って先に進んでいけます。
次に、自分の理想について仕事とプライベートで分けて考えてみましょう。
たとえば、仕事では「とにかく自由にやりたい」「ゆくゆくはスタッフも雇用したい」など。
プライベートでは「ちょっと高めのお店でお食事」「自由に旅行に行きたい」などですね。
その中で「これだけは譲れない」「これだけはやりたくない」ということを明確にしましょう。
サロンの方向性やコンセプトの軸をブラさないために、自分の価値観を整理しておくことはとても大切です。
目標を設定する
次に、ネイルサロンとしての目標を設定しましょう。
手取りがいくら欲しいか、その手取りを得るにはどの程度の売り上げが必要か、その売り上げを達成するためにはどのような顧客単価に設定すべきか、オープン日はいつにするかなどを決めていきます。
「最初に設定した手取りを達成するためには何が必要か」を逆算してどんどん決めていくイメージです。
本格的に動き出す前に、とりあえず決めることが大切。
もちろん、目標は後から修正しても問題ありません。
何にどのくらい時間がかかるかが具体的にわかってきたら、都度修正していきましょう。
提供するサービスを決める
最初に整理した価値観や目標を元に、提供するサービスを決めましょう。
どの層をターゲットとして据えるかによって、提供すべきサービスも異なってきます。
ターゲットを決める際は、性別・年代・職業・年収・悩み・趣味嗜好や価値観など細かく設定します。
また、サロンコンセプトを決めるのも大切です。
価格帯や接客スタイル、サロンの雰囲気などを決め、他サロンとの差別化を図りましょう。
コンセプトに沿った施術・接客を行った結果、お客様にどうなって欲しいかまで具体的にイメージすることをおすすめします。
さらに、価格帯を決める際は、あらかじめ設定した目標を達成できるかどうかを重視しましょう。
目標を元に、メニュー設計や1人あたりの施術時間、営業時間などを決めていきます。
開業方法を決める
価値観の整理・目標設定・提供するサービスの決定まで済んだら、ここで開業方法の選定に進みます。
自分が設定した目標を達成するためには、どのような形態で開業するのがベストなのかを検討していきます。
資金があまりない場合、自宅サロンや出張型サロン、0円開業を検討するといいでしょう。
自分で設定した目標に沿って、毎月いくらの利益が必要か、かかる費用をどの程度に抑えれば資金繰りが上手くいくか、などをあらかじめ計算した上で開業方法を選択することが大切です。
スケジュールを決める
次に、目標として設定したオープン日から逆算して、細かいスケジュールを決めていきます。
個人サロンの場合は最短で3カ月ほどでオープン可能な場合もありますが、一概には言えません。
物件探しや資金調達に手間取る可能性もあるため、長く見積もっておいた方がいいでしょう。
また、マンション開業で内装工事などを行う場合は、その期間の見積りも忘れないようにしましょう。
エリアを決める
続いて、開業するエリアを決めましょう。
エリアを決める際は集客を意識すべき。
たとえば、設定したターゲットが多くいるエリアであること、自サロンのコンセプトに合っていることなどを重視してエリアを選定します。
そのためには競合調査も必要です。
そのエリアにどの程度のネイルサロンがあるか、どんなメニューをいくらで提供しているかなどをチェックしましょう。
ホットペッパービューティーに問い合わせることでデータをもらうことができるので、活用することをおすすめします。
物件を探す
開業するエリアを決めたら、次は物件を探します。
選定する基準としては以下のようなものが挙げられます。
- 駅からの距離
- 広さや間取り
- 店舗が見つけやすいか
- 築年数
- 賃料や初期費用
- エレベーターなど利便性のいい機能があるか
- 居抜きやスケルトンなど物件の状態
- 駐車場や駐輪場の有無
- 看板が外に置けるか
上記の基準と先に設定したサロンコンセプトを元に、最適な物件を探しましょう。
ただし、物件探しは苦労することが多いので要注意です。
とにかく最適な物件が見つかりづらいため、1年以上見つからないということも。
そのため、100点を目指すのではなく、70点の物件を見つけたらすぐにでも申し込むのがおすすめです。
また、改装が必要な場合は内装工事の手配、水道や電気などのインフラ手配も併せて行いましょう。
開業資金を調達する
開業するエリアや物件が決まったら、より具体的に必要な経費が見えてくるでしょう。
必要な資金や経費が計算できたら、開業資金を調達します。
資金を調達する方法としては以下の方法があります。
- 自己資金(貯金)
- 助成金・補助金
- 家族・知人に借りる
- 銀行融資
- 事業用ローン
- 消費者金融
- 個人からの投資・融資
この中で調達のハードルが最も低いのは自己資金ですが、貯金には多くの時間がかかるためおすすめしません。
また、融資を受ける場合は銀行融資が最適です。
事業用ローンや消費者金融は金利が高いため、返済の難易度が高くなります。
いずれの資金調達も難しいと感じる場合、サロミーの0円開業支援に申し込むのがおすすめ。
文字通り0円での開業が可能なため、多額の資金調達は必要ありません。
サロン名を決める
続いてサロン名を決めましょう。
最重要ポイントとしては、「自分が愛していける名前を付けること」。
やはり自分が努力して構えたネイルサロンですから、長きに渡って愛着が持てる名前を付けるのが理想ですよね。
集客面では、以下の点を意識すべきでしょう。
- 他の店舗と被らないこと
- 誰でも読める名前であること
- インターネットで検索しやすいこと
他の店舗と同じ名前を付けてしまうと、インターネットで検索したときにお客様が他店舗へアクセスしてしまう可能性があります。
また、誰でも読める名前であることも重要なポイント。
覚えてもらいやすく、「〇〇っていうお店なんだけど~」という口コミでの広がりも期待できます。
さらに、インターネットで検索しやすい名前にすることもおすすめします。
外国語の難しい綴りの店名だと、読み方もわからない上、検索バーに打ち込むのも手間です。
集客の効果が出にくくなるため、カタカナなど日本人が親しみやすい名前で設定する方が望ましいでしょう。
必要な届け出を行う
開業の準備で忙しいと忘れがちなのが必要書類の届け出。
ネイルサロン開業においては、税務署への届け出が必要になります。
個人ネイリストさんが独立して開業する際、多くの場合は個人事業主としての開業になるでしょう。
その場合は「開業届」を税務署に届け出ます。
もし法人として開業する場合は、「設立登記」の届け出を行いましょう。
また、ネイルサロンとアイラッシュサロンを兼ねる場合、保健所への届け出も必要になるため注意してくださいね。
設備や道具を揃える
オープンする前に、施術に必要な設備や道具を揃えておくのも大切なポイント。
具体的に必要な設備としては、ソファ・デスク・ワゴン・レジ・電話・ジェルネイル・カラー見本・デザインサンプル・予約システム・決済システムなどが挙げられます。
必要な設備の購入先としておすすめなのが、「TAT」「ネイルパートナー」「ビューティーガレージ」などの卸問屋。
いずれもプロのネイリスト御用達の店舗ばかりなので、安心して利用できるでしょう。
ネット通販が可能なので、直接店舗に訪れたり電話したりする必要がなく、非常に便利です。
集客をする
開業してからずっと続けていくステップとして挙げられるのが集客。
毎月安定した売り上げを立てるためにも最重要のステップだと言えます。
集客は大きく分けると、新規集客・リピート集客の2種類が存在します。
まず新規集客について、方法としておすすめなのが以下の5つ。
- ポータルサイト
- SNS
- ホームページ
- リスティング広告
ポータルサイトとは、「ホットペッパービューティー」や「ミニモ」など女性にはお馴染みの美容系店舗に特化した掲載サイトのこと。
特に「ホットペッパービューティー」はおすすめの媒体で、既存顧客だけでは売り上げが見込めないのであれば絶対にやるべきです。
また、SNSは無料でできる集客としておすすめの方法。
特にInstagramは写真がメインの媒体なので、ネイルデザインなどの投稿をするのにうってつけです。
Googleの口コミも活用できる集客方法のひとつ。
Googleで店舗名を検索すると口コミが見れるため、その口コミを参考に来店するお客様も多いのが現状です。
そのため、よい口コミを集められるように来店いただいたお客様に口コミを促すとよいでしょう。
次にリピート集客について、リピート促進するには以下の5つが効果的です。
- 次回予約の声掛け
- LINE公式アカウント
- ホットペッパービューティー
- メールマガジン
特に次回予約の声掛けは、サロンを運営している人の多くは意外にできていないのが現状。
そのため、予約特典を付けるなどの工夫を加えることで効果を発揮するでしょう。
また、LINE公式アカウントの活用もおすすめ。
リピート促進になるのはもちろん、予約が埋まらない日限定のクーポン発信や来店リマインドメッセージも送れます。
メールマガジンに関しては、「ホットペッパービューティー」を契約することで活用できる機能のひとつなので、契約する人はフル活用しましょう。
もし集客が上手くいかず悩んでしまった場合、サロミーの0円開業支援を受けることをおすすめします。
開業のプロが売り上げや顧客情報の分析を行い、集客を手厚くフォローします。
ネイリストの独立に必要な資格
独立開業を目指すネイリストさんの中には、必要な資格があるかどうか気になる人もいるでしょう。
以下で詳しく解説しています。
資格は必須ではない
ネイルサロンを開業するにあたり、資格は必須ではありません。
無資格でも開業可能なのがネイルサロンです。
その分業界として参入障壁が低く、さまざまな個人や企業が多くの店舗を出店しているという特徴がありますね。
資格を持っているとネイリストとしての信頼感が上がる
資格は必須ではありませんが、資格を持っているとネイリストとしての信頼感が上がるのは事実です。
お客様としても、無資格のネイリストさんに施術してもらうより、資格のあるネイリストさんに施術してもらう方が安心だと感じるでしょう。
自身のスキルを証明するために、資格を持っていると有利だと言えます。
独立するときに持っていると有利な資格
以下はネイリストとして独立するときに持っていると有利な資格の例です。
- JNECネイリスト技能検定(ネイリスト検定)
- JNAジェルネイル技能検定(ジェルネイル検定)
- JNA認定ネイルサロン衛生管理士
- I-NAIL-Aジェルネイル技能検定
- ネイルスペシャリスト技能検定試験
資格によって年に検定が実施される回数や難易度が異なります。
資格を取得するために、独学が難しい人はネイルスクールや美容専門学校にて勉強するのもおすすめです。
ネイリストが独立するタイミング
「スタッフとしてネイルサロンに勤務しているけど、独立すべきタイミングっていつ?」
このように悩んでいるネイリストさんもいるのではないでしょうか?
以下で解説します。
まずは2年以上の実務経験が必要
ネイリストとして独立開業するには、まず2年以上の実務経験が必要です。
実際のところ、ネイリストとしての独立は無資格でもでき、未経験でもできないことはありません。
しかし、技術が伴っていなかったり、サロン運営が上手くできなかったりといったデメリットばかりが大きくなります。
そのため、独立開業するには最低でも2年はスタッフとして勤務して経験を積み、ファンになってくれるお客様を獲得した後の方が望ましいと言えます。
未経験からの独立はおすすめしない
先述した通り、未経験からの独立は不可能ではありません。
ただし、経験のないネイリストにお金を払って施術してもらうより、経験豊富でスキルの高い信頼感のあるネイリストを選ぶお客様が多いのではないでしょうか?
つまり、未経験のネイリストが独立開業しても、思うような売り上げは見込めないということです。
最低でも2年のスタッフ勤務を経てから、独立開業に踏み出しましょう。
ネイリストが独立開業した場合の収入
ここで気になるのはネイリストさんが独立開業した場合の収入。
実際のところ、独立開業したネイリストさんはいくらくらい手取りを得られるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
個人なら手取りは40~48万円ほど
個人ネイリストが独立してネイルサロンを開業した場合、平均的な手取りは40~48万円ほどです。
この場合、売り上げが70万円、経費が22万円という計算になります。
売り上げ70万円だと、半年~1年ほど営業すれば目指せる金額です。
また、経費の22万円の内訳は、賃料が12万円、水道高熱費・通信費が1万円、商材・消耗品費が2万円、広告費が6万円、雑費が1万円となっています。
手取りが40~48万円と聞いて、魅力的に感じた人も多いのではないでしょうか?
スタッフとして勤務するより大幅に収入アップが目指せるので、ネイリストとしての独立開業を目指す人が多いのも頷けますよね。
やり方次第で手取り100万円以上も可能
平均的な手取りは40~48万円ですが、やり方次第では手取り100万円以上を目指すことも可能です。
この場合、より大きく売り上げを伸ばす必要があります。
売り上げを伸ばすには、単価や客数を伸ばすことが大切です。
もし単価を上げればこれまでと同じ客数でも売り上げは増えますよね。
逆に単価が同じでも、客数が増えれば売り上げは上がります。
サロンとしてどのような戦略を取るかによって売り上げや手取りも変わってくるため、深く吟味することが大切です。
ひとりで考えるのに限界がある場合、サロミーの無料相談を活用するのもおすすめですよ。
個人での独立開業に向いているネイリストの特徴
「そもそも私って独立開業に向いてるのかな?」と考えているネイリストさんもいますよね。
ここでは個人での独立開業に向いているネイリストさんの特徴をご紹介します。
2年以上のサロンワーク経験がある
2年以上のサロンワーク経験があるネイリストさんは独立開業に向いています。
先ほど記載した通り、ネイリストとして独立開業するには最低でも2年の実務経験が必要。
2年以上の経験があれば、施術のスキルはもちろん、接客や仕入れなどの他業務についても理解が深まるでしょう。
現勤務サロンで指名顧客が30名以上ついている
現勤務サロンで指名顧客が30名以上ついているネイリストさんも、独立開業すべきタイミングに来ています。
指名顧客が30名以上ついているのであれば、独立開業してもその多くが来店してくれるでしょう。
リピートしてくれる可能性も高いため、毎月の売り上げも見込めます。
先述したように、時代は「どこで」施術してもらうかではなく「誰に」施術してもらうかという流れ。
ファン化ができているのであれば、独立開業に生かすほかありません。
マネジメント業務より施術が好き
マネジメント業務より施術が好きなネイリストさんも独立開業に向いています。
自宅サロンなどの小規模サロンを開業する場合、スタッフを雇わず自分ひとりで施術することになるため、マネジメントではなく施術に集中できるでしょう。
施術が好きであれば、新しいデザインを考えたり、新しい施術方法を取り入れたりするのも自然とできますよね。
これにより、お客様の満足感をアップさせる結果につながります。
ひとりで行動するのが好き
独立してネイルサロンを開業する場合、すべての業務をひとりでこなしていくことになります。
ひとりで行動するのが好きなネイリストさんの場合、それに魅力を感じるでしょう。
もちろん、すべての責任を取るのも自分ですが、その分すべてが自由になります。
オーナーの顔色を伺ったり、好きでもないデザインの施術をしたりする必要もなくなり、自分にしか出せない価値を全力で提供できるようになるのです。
それに魅力を感じる人は、ネイルサロンの独立開業に向いています。
個人ネイリスト独立開業でよくある失敗
次に、個人ネイリストの独立開業でのよくある失敗をまとめました。
開業するならどんな失敗があるのか知っておきたいですよね。
以下、順に紹介します。
運転資金を用意していない
独立開業のよくある失敗として挙げられるのが、第一に運転資金を用意していないことです。
ネイルサロンを開業するためにかかるのは、設備や機材の導入にかかる初期費用だけではありません。
家賃・水道光熱費・通信費・材料費など、毎月かかるコストがあることも頭に入れておく必要があります。
特に開業初期の売り上げが少ない時期に運転資金が不足していると、支払いが滞りサロン運営が難しくなる可能性も。
それだけではなく、自分が生活していくためのお金が足りなくなる可能性もあります。
ネイルサロンを開業する場合は、十分な運転資金を用意しておきましょう。
事前の競合調査が不足している
ネイルサロンは参入障壁が低いこともあり、競合店が乱立しているという現状があります。
そのため、競合調査やその対策が不足していると、競争に負けてしまうのです。
競合がどのような層をターゲットにしてどのようなデザインを施術しているのか、価格はどの程度か、サービスはどのような内容なのかなどを開業前に徹底的に調査する必要があります。
自サロンと他店舗の違いを明確にし、自サロンの強みを押し出すためにも競合調査は入念に行いましょう。
リピートさせる技術を持っていない
リピートさせる技術を持っていないことも失敗に陥る要因のひとつです。
技術が不足していると、お客様が持ち寄ったデザインを正確に再現することもできませんよね。
また、施術に時間がかかりすぎる、持ちが悪いなどといったこともお客様の不満につながります。
その結果、「もうこのサロンに行くのはやめよう」とお客様に思わせてしまうことになるのです。
リピートしてもらうには、お客様に最大限満足いただくことが大切です。
資金の使い道を誤っている
独立開業において、特に開業時は限られた資金でやり繰りしなければいけない状況の人が多いでしょう。
その中で資金の使い道を誤った場合、正常な運営が行えなくなり、失敗に陥りやすいのです。
たとえば、内装にこだわりすぎる、家賃が高すぎる物件を借りる、といったことですね。
売り上げが安定的に立つまでは、初期投資やランニングコストをかけすぎないことを意識しましょう。
SNSだけで集客できると思っている
集客と言えばSNSだと考える人は多いでしょう。
間違いではありませんが、SNSだけで集客できると考えるのは危険です。
SNS上でも競争は激しく、同じく集客を望んでSNS運用しているネイルサロンは数多くあります。
その中で群を抜いて集客するとなると、長期的な努力が必要です。
本格的な集客をするには、SNSだけではなく、ホットペッパービューティーやGoogleの口コミなども併せて上手く活用することが大切です。
個人ネイリストが独立開業を成功させるためのポイント
個人ネイリストさんが独立開業を成功させるにはいくつかのポイントがあります。
ここで紹介するポイントは3つ。
独立を考えているネイリストさんは以下の3つを意識してみましょう。
今のサロンで結果を出す
今のサロンで結果を出すのがまず第一のポイントです。
今のサロンで指名顧客を30名以上獲得することを目標にし、サロンの売り上げに貢献しましょう。
スタッフとして勤務している間は、売り上げを伸ばしても手取りは増えないかもしれません。
しかし、独立開業のタイミングでその頑張りが花開くときが来ます。
そのときのためにも、今のサロンで結果を出せるよう努力し続けましょう。
ひとりで抱え込まず相談する
個人ネイリストさんが独立開業する場合、誰にも具体的な相談ができずにひとりで抱え込みがち。
悩んだときはひとりで抱え込まず、勇気を出して相談しましょう。
身近な友人や家族はもちろん、適した人がいない場合はサロミーの無料相談を活用してくださいね。
0円開業を利用する
成功させるポイントのひとつとして、資金をなるべく抑えるというものがあります。
0円開業ならそれが実現可能です。
資金が0円でも、プロの支援を受けてあなた好みの素敵なネイルサロンを開業できます。
サロミーの0円開業なら、開業スペースの手配から大型設備の提供、メニュー設計や集客サポート、データ分析といった細かな部分まで包括的にサポートします。
もちろん開業するだけで終わりではなく、その後の運営まで手厚くサポートしますよ!
個人ネイリストが独立開業した後のキャリア
個人ネイリストとして独立した後、どのように自分のキャリアを展開していこうか迷う人もいるかもしれません。
ここではキャリア展開の例として5つご紹介します。
スタッフ雇用する
小規模店舗の運営で継続的な売り上げを立てることができ、さらに売り上げを伸ばしたいと思う場合はスタッフを雇用するという方法があります。
スタッフを雇用することで同時に施術できるお客様が増え、その分売り上げも見込めるでしょう。
もちろん人件費や福利厚生費はかかりますが、それを賄えるような売り上げが見込めるよう、メニュー設計を入念に行う必要があります。
店舗展開する
一つ目のネイルサロンの運営に成功したら、別店舗を構えて店舗展開するというのもひとつの方法です。
この場合、収益の増加が見込めると同時に、ネイルサロンのブランド化も促進できます。
ただし、スタッフの育成や具体的な経営戦略の用意が必要になるため、店舗展開する前には入念な事前準備が大切です。
別ジャンルの施術へ拡大
別ジャンルの施術へ拡大するのもキャリア展開としてよくあるステップになります。
たとえば、ネイルサロンの中にアイラッシュサロンやホワイトニングサロンを開業するといったことですね。
注意点として、ネイルサロンだけの場合保健所への届け出は不要ですが、別ジャンルに広げるとなると保健所の認可が必要になる可能性があります。
事前にしっかり調べて、必要な届け出を済ませましょう。
講師になる
ネイルサロンでの施術を通して技術アップを図り、講師を目指すのもひとつの道筋です。
講師になる場合、未来のネイリストさんに技術や知識を伝えるわけですから、自身の技術もしっかりしていなければなりません。
現場での経験を積んだネイリストさんが講師なら信頼度も上がり、さらに資格を持っている場合は講師業にも生かせるでしょう。
メーカー企業で商品開発
少し違った方向性ですが、メーカー企業で商品開発に携わるのもキャリアアップのひとつとして挙げられます。
メーカー企業での商品開発においては、ネイル業界のトレンドや顧客のニーズに精通している必要があります。
この点、現場で経験を積んだネイリストさんは非常に有利だと言えるでしょう。
また、企業での勤務になるため、ボーナスがもらえる、固定給になる、など収入面でも安定しやすくなります。
時代は個人サロンへ!独立後のキャリアアップも可能
ネイル業界の時代は個人サロン。
個人で独立開業を目指しているネイリストさんも、希望が持てる流れになってきています。
ネイルサロンの独立開業を検討しているネイリストさんは、この記事で解説した内容を元にぜひ準備を進めてみてくださいね。
ひとりで悩んだ場合は、サロミーの無料相談でいつでもお気軽にご連絡ください。