サロン開業前に知っておくべき!落とし穴を避けるための3つのポイント
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ネイルや美容サロンの開業は夢がある一方で、多くの人が「手順・資金・勇気」という3つの壁にぶつかっています。
この記事では、特に見落とされがちな開業準備の“落とし穴”を3つに絞って詳しく解説します。
落とし穴①|オープン予定日を決めない
開業したいという気持ちはあるのに、具体的な日付が決まっていない人が多いのが現実です。
仮でもいいから「いつ開業するか」を決める

「いつか開業したい」と思っていても、日付を決めなければ行動は始まりません。
8割以上の人がオープン予定日を決めずに後回しにしてしまう傾向があります。
完璧なスケジュールがなくても問題ありません。
まずは仮の日程でもいいので「何月何日に開業する」と設定することで、逆算して準備を進められるようになります。
開業ロードマップを使いながら目標設定することで、気持ちの整理や計画の明確化にもつながります。
開業時期は3〜4ヶ月後が目安

相談者にオススメしているのは、開業時期を“今から3〜4ヶ月後”に設定することです。
自宅サロンやマンション型の開業であれば、この期間で十分準備が可能。
もちろん状況に応じて修正はできますが、早い段階で仮日程を決めることで「やるべきこと」が見えてきます。
完璧主義な人ほど日程を決めるのを後回しにしがちですが、まずは一歩踏み出すことが重要です。
落とし穴②|開業資金はすべて自己資金で用意しなければならないと思い込む
「まずはお金を貯めてから…」と考える方は多いですが、実はそれだけが方法ではありません。
融資や支援制度を活用すれば早く開業できる

多くの人が「全額自己資金で用意しなければいけない」と思い込んでいますが、実際は融資制度や支援サービスを活用することで、数ヶ月での開業も可能です。
特に日本政策金融公庫は、美容系の個人事業主への融資に積極的で、金利も低め。
自己資金が少なくても、現実的な計画書があれば融資は十分通ります。
貯金に3〜4年かかるより、1年以内の開業を目指したいなら検討すべき選択肢です。
「難しそう」で終わらせず、まずは情報収集を

「融資って難しそう」「自分には関係ない」と感じる方もいますが、実は手続きは意外とシンプル。
計画書も完璧なものを求められるわけではなく、現時点の情報をもとにまとめればOKです。
女性なら優遇制度があるケースもあり、想像よりもハードルは低いです。
資金調達の方法は多数あるので、まずは情報収集し、自分に合った手段を知ることから始めましょう。
落とし穴③|物件探しの方法が間違っている
店舗物件探しはサロン開業において最もつまずきやすいステップのひとつです。
住居用ではなく「営業可能な物件」を狙う

開業希望者の9割が物件探しで苦戦しています。
その大きな理由は、「住居用物件」を探してしまっていること。
住居用は営業不可であることが多く、サロン開業には不向きです。
実際に開業できる「店舗利用可能物件」は全体の1割以下しか存在せず、取り合い状態になっています。
一般の不動産サイトだけでは情報が足りず、専門の店舗物件不動産会社を活用するのが効率的です。
条件を絞りすぎると、見つからない

「ユニットバスNG」「駅近じゃないと嫌」など、条件を絞りすぎると物件はほぼ見つかりません。
開業の目的を達成できる“最低条件”まで一度立ち返ることが大切です。
また、普通の不動産屋では住居用の紹介が主なので、サロン用途での物件は後回しにされがち。
最初は少し妥協し、小さく始めることも成功への近道です。
また、本当にマンションでなければいけないのか?なども検討し直してみましょう。
3つの落とし穴にハマる人の特徴とは?
実は、これらの落とし穴にハマる人にはある共通点があります。
心当たりがある方は意識的に改善していきましょう。
完璧主義・真面目すぎる人は要注意

「日付を決めたら、必ずその通りにやらなければならない」と思い込んでいませんか?
真面目な人ほど仮決定を避けがちで、行動が遅れる傾向にあります。
でも本来、日程は変更OK。
仮でも予定を立ててしまうことで、初めて具体的な準備が始まります。
まずは“完璧じゃなくていい”というマインドに切り替えましょう。
情報へのアンテナが弱いと、損をする

資金面でも情報を取りに行かないと、知らないまま時間だけが過ぎてしまいます。
今は「ネイルサロン 開業 資金」で検索すれば、補助金や融資制度に関する情報はすぐに出てきます。
行動を起こすきっかけがない人は、「知る努力」をしてみるだけで選択肢が広がります。
調べてみたら実は簡単だった、というパターンは意外と多いのです。
落とし穴を避けて、スムーズな開業を実現しよう
開業を成功させるためには、意外と小さな「思い込み」や「誤解」が障害になることがあります。
日付を決めること、資金調達の方法を知ること、正しい物件探しの方法を理解すること。
これらをひとつひとつ押さえていけば、サロン開業は決して難しくありません。
完璧を目指す前に、まず一歩踏み出してみましょう。
迷ったら、サロミーに相談してみてくださいね!
金久保 太良
サロミー株式会社 代表取締役