シェアサロンでネイル開業は可能?ネイリストの独立で利用する際の注意点も
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開業したいネイリストの中には、シェアサロンやレンタルサロンを利用して独立しようと考えている人もいるのではないでしょうか? シェアサロンやレンタルサロンでの開業は初期費用が抑えられるなどのメリットがあります。 しかし、同時に注意すべきデメリットや向き不向きがあるのも事実。 この記事では、ネイリストがシェアサロン・レンタルサロンで開業するメリットとデメリット、選ぶ際のポイントなどについて詳しく解説します。 シェアサロンやレンタルサロンでの開業が気になっているネイリストは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
開業したいネイリストの中には、シェアサロンやレンタルサロンを利用して独立しようと考えている人もいるのではないでしょうか?
シェアサロンやレンタルサロンでの開業は初期費用が抑えられるなどのメリットがあります。
しかし、同時に注意すべきデメリットや向き不向きがあるのも事実。
この記事では、ネイリストがシェアサロン・レンタルサロンで開業するメリットとデメリット、選ぶ際のポイントなどについて詳しく解説します。
シェアサロンやレンタルサロンでの開業が気になっているネイリストは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ネイリストのシェアサロン・レンタルサロンとは?
まず、ネイリスト向けのシェアサロン・レンタルサロンとは何かをご紹介します。
店舗を持たないという部分では似ていますが、それぞれ異なる形態のサロンのため、知らない人はここで知識を深めておきましょう。
シェアサロンとは

シェアサロンとは、施術するための席をシェア用として貸し出している形態のサロンのこと。
美容室の空いている席を借りて運営するのとは異なり、サロンにあるすべての席がシェア専用です。
ネイルの施術に必要な設備が整っており、シェアサロンが定めた料金を払えば、特定のスペースを自分専用として借りられるという特徴があります。
個室タイプやオープン席など、借りれるスペースの形態は利用するシェアサロンによって異なります。
オープン席を借りる場合、他のネイリストとの距離が近くなることもあるでしょう。
レンタルサロンとは

レンタルサロンとは、サロンを丸々一室借りることができるサロンのこと。
1時間当たりの料金が決まっており、時間単位や1日単位でのレンタルが可能です。
利用するレンタルサロンによって設備の充実度が異なるため、事前にしっかり確認しておく必要がありますが、設備が充実しているレンタルサロンであればスムーズに施術が行えるでしょう。
また、サロンを丸々一室借りるため、シェアサロンのように他のネイリストと同じ空間で施術することはありません。
レンタルしている間は自分だけの空間が保てるという特徴があります。
シェアサロン・レンタルサロンどちらにも当てはまること

シェアサロンとレンタルサロンはよく似ている開業形態といえます。
たとえば料金体系ですが、シェアサロン・レンタルサロンは主に時間単位・日単位・月単位のいずれかでスペースが借りられます。
歩合制であることも多く、上記の単位と組み合わせて支払いが必要になることもあるでしょう。
また、利用方式に関しては、他のネイリストとスペースを共有するか、スペースを自分専有にするかという2つのパターンがあります。
他のネイリストとスペースを共有する場合、主に時間単位・日単位で借りることになります。
ただし、予約が埋まっており、自分の利用したい時間に利用できない可能性もあるため注意しましょう。
スペースを自分専有にする場合は、主に月単位で借りることになります。
シェアサロンとレンタルサロンの違い

一見同じもののように思えるシェアサロンとレンタルサロンですが、明確な違いがあります。
シェアサロンとレンタルサロンの大きな違いとして、席を借りるか一室を丸々借りるかという点が挙げられるでしょう。
前述した通り、シェアサロンは席を借りるのに対し、レンタルサロンはサロン一室をすべて借りられます。
また、シェアサロンは他のネイリストと共用であるのに対し、レンタルサロンに関してはレンタルしている間は自分だけの空間が保てるという違いもあります。
シェアサロン・レンタルサロンでの開業を検討する場合、これらの違いを見比べて自分に合ったスタイルのサロンを選ぶ必要があるでしょう。
ネイリストがシェアサロン・レンタルサロンを使うメリット
続いて、ネイリストがシェアサロン・レンタルサロンを使うメリットをご紹介します。
順に見ていきましょう。
初期費用や運営費用が抑えられる

シェアサロンやレンタルサロンでの開業の場合、初期費用や運営費用が抑えられます。
サロン店舗を構えて開業する場合、テナントを借りるにしてもマンションの一室を借りるとしても、100万円以上の大きな資金が必要になるでしょう。
しかし、シェアサロンやレンタルサロンの場合、初期費用がかからず、運転資金も店舗を構えるよりは安く済みます。
設備が整っている

設備が整っているのも、開業の際スモールスタートを目指すネイリストにはメリットになるでしょう。
設備がどの程度充実しているかはどのシェアサロン・レンタルサロンと契約するかにもよりますが、一から揃える必要がないため利用しやすいといえます。
ただし、十分な設備が揃っているかどうか、契約前に必ず確認しましょう。
好立地で開業できる

シェアサロンやレンタルサロンはアクセスの良い場所にあることも多いため、好立地で開業できる可能性があるのもメリットです。
自分でテナントを探す場合やマンション・自宅開業の場合、立地面での条件がクリアできなかったり、好立地でも賃料が高くなったりしてなかなか開業までたどり着けないことも。
立地の良いシェアサロン・レンタルサロンなら、サロン店舗を構えるよりも費用を抑えて開業できる可能性があります。
お客様に合わせて施術場所を変えられる

複数のシェアサロン・レンタルサロンを契約していれば、お客様に合わせて施術場所を変えることもできます。
場所に縛られず働けることで、サロン店舗を構えるより自由度が高いのがメリットといえるでしょう。
ただし、利用料金が月額固定制の場合、複数契約するとその分かかる費用が多くなるため要注意です。
短時間でも利用可能

契約するシェアサロン・レンタルサロンの利用料金が時間制の場合、短時間でも利用可能なのもメリットの1つです。
そもそも多く働くつもりのない人や、予約が入った時だけ稼働したい人には合っているといえるでしょう。
シェアサロンだと月額固定制の場合もあるので、時間単位で借りられるかどうかは契約前に確認しましょう。
独自のサポートが利用できる

一部のシェアサロンでは、商材の割引や税理士の紹介といった独自のサポートが受けれることもあります。
特に開業したばかりのネイリストは、さまざまな面で誰かに相談したいと思う瞬間が多いでしょう。
ただし、サポートの有無や提供されるサポート内容はシェアサロンによって異なるため、事前に確認が必要です。
また、サポートがあるといっても、最後まで伴走してくれないこともあります。
徹底したサポートが受けられない可能性があることも理解しておきましょう。
手取り額を増やせる

シェアサロンの場合、月額固定制といってもいくつかの料金体系に分かれます。
一般的には以下の3つです。
- 定額制
- 歩合制
- 定額制+歩合制
たとえば、収入が少ない時は歩合制、定額制+歩合制のシェアサロンを利用し、収入が増えてきたら定額制のシェアサロンに変更するといったやり方もできます。
収入によって上手く料金体系を使い分けることで、手取り額を増やせるのもメリットの1つだといえるでしょう。
もちろん、収入を増やすために技術を上げたり、工夫して集客したりといった努力は不可欠です。
順調に手取りが増やせる人もいますが、1人で成し遂げるのは大変ということも知っておきましょう。
他のネイリストとの繋がりができる

前述した通り、シェアサロンはサロン全体ではなく席のみをレンタルするタイプのサロンです。
そのため、同じサロン内で複数のネイリストが施術を行うことになります。
それにより、他のネイリストとの輪が広がりやすく、困った時に相談したり、情報交換したりといった繋がりができやすいのもメリットです。
マンション開業で本格的に独立する前にテストできる

マンション開業には約200~300万円程度の資金が必要になります。
また、適した物件が見つかるのに1年以上の時間がかかることも。
いきなり難易度の高いマンション開業で独立する前に、比較的安価なシェアサロン・レンタルサロンで開業することでスモールスタートが可能です。
本格的に独立する前にどの程度上手く運営できるかなど、リスクを抑えた上でテストできるのもメリットといえるでしょう。
ネイリストがシェアサロン・レンタルサロンを使うデメリット・注意点
先ほどはメリットをご紹介しましたが、次はデメリットと注意点をご紹介します。
結論からいうと、メリットだけを見てシェアサロン・レンタルサロンで開業しようとするのはおすすめできません。
後述しますが、シェアサロン・レンタルサロンでの開業には向き不向きもあります。
詳しく見ていきましょう。
内装が変更できない

施術するためのスペースを借りられるのがシェアサロン・レンタルサロンの強みですが、サロン店舗を構える場合と異なり、内装が変更できない場合が多いのです。
シェアサロン・レンタルサロンで開業する場合、基本的に内装は変更できないものだと思って良いでしょう。
「内装を自分好みにしたい」「コンセプトにあった内装にしたい」などの希望がある場合、最初からマッチする内装のサロンを契約するか、内装の変更を諦めるしかないでしょう。
プライバシーの確保が難しい場合がある

シェアサロンの場合、他のネイリストとサロン内をシェアするため、席は別といえど同じ空間で施術することになります。
そのため、お客様はもちろん、自分自身のプライバシー確保が難しくなる可能性も。
プライベートな空間を好むお客様の場合、プライバシーの面で不安を覚え、リピートしてくれなくなる可能性もあるでしょう。
プライバシーが心配なら、個室タイプの席を契約するか、レンタルサロンでサロン丸ごとレンタルするかなど対策が必要です。
人気の時間帯に予約が取れない可能性がある

シェアサロン・レンタルサロンの場合、別のネイリストも同じ場所をレンタルします。
そのため、平日の夜や土日など人気の時間帯にはレンタルスペースの予約が埋まる可能性も。
せっかくお客様から施術の予約が入っても、レンタルスペースの予約が取れなければ施術ができません。
こういったことが続くと安定的な収入も得づらくなり、生活が苦しくなるかもしれませんよね。
設備が共用なので衛生面に不安がある

先ほど、シェアサロン・レンタルサロンでは設備が整っているのがメリットだとご紹介します。
しかし、裏を返せば多くのネイリストが同じ設備を利用するということ。
そのため、自分専用の設備を利用するよりも衛生面でも不安が残ります。
シェアサロン・レンタルサロンだから設備が揃っているとはいっても、ネイリストとして最低限の施術道具は準備しておくべきでしょう。
共用部の使い方でトラブルになることがある

シェアサロン・レンタルサロンでは複数のネイリストが同じレンタルスペースを利用することになります。
そのため、ネイリスト同士でトラブルになることも。
たとえば、利用時間を過ぎているにもかかわらず利用し続けて後に控えているネイリストがスペースを使えなかった、共用の設備を占領されて使えなかったなどといったことです。
複数のネイリストがシェアする空間なので、それぞれルールを守って利用することが大前提です。
しかし、そのルールを守らず相手を不快にさせ、果てはトラブルに発展することもあるので要注意です。
ブランディングが難しい

シェアサロン・レンタルサロンでの開業の場合、自分にしかない強みを押し出すのが難しい場合があります。
たとえば前述したように、内装が変更できないため、コンセプトに合った演出ができないといったことも1つ。
また、落ち着いた雰囲気のサロンにしたくても、レンタルスペースの場合空間の区切りが難しいため限界があるでしょう。
特にシェアサロンの場合他のネイリストと同じ空間で施術するため、独立したネイリストではなくお客様から「シェアサロンの1人」としか認知してもらえない可能性もあります。
集客媒体に掲載できない可能性がある

シェアサロン・レンタルサロンでの開業の場合、ホットペッパービューティーなどの集客媒体に掲載できない可能性があります。
特にレンタルサロンの場合、使用するタイミングでサロンを新たに契約することを繰り返すため、広告掲載が許可されていないことも多いのです。
ネイルサロンの場合、集客媒体に掲載できないのは致命的です。
思うように集客できず、売上の悪化に繋がる可能性もあります。
人間関係で苦労することがある

前述した通り、シェアサロン・レンタルサロンでは利用者間のトラブルに巻き込まれることもあります。
サロンで従業員として働いていた時に人間関係で苦労したネイリストは、独立開業したのであればもう人間関係で苦労したくありませんよね。
せっかく独立したのに、他のネイリストとの人間関係で嫌な思いをしては本末転倒です。
人間関係によるストレスが重なり、お客様へのサービスの質が低下するのも避けたいことです。
人間関係の煩わしさから解放されたい人は、シェアサロン・レンタルサロンではなくサロミーの0円開業を利用するのがおすすめです。
ネイリストがシェアサロン・レンタルサロンを選ぶ際のポイント
ここまで、ネイリストがシェアサロン・レンタルサロンを使うメリットとデメリットをお伝えしました。
デメリットを見て、正直不安になった人もいるのではないでしょうか?
それでもシェアサロン・レンタルサロンでの開業が気になる人には、なるべく上手くいくためのポイントを以下でお伝えします。
必ず下見をする

シェアサロン・レンタルサロンを選ぶ際は、当たり前ですが必ず下見をしましょう。
インターネット上での情報だけで判断して下見なしで契約してしまうと、実際に足を運んだ時に「思ったのと違う...」と後悔しかねません。
また、できるだけ複数のレンタルスペースを見比べて、自分に合っているサロンはどれか総合的に判断するようにしましょう。
サロンの雰囲気だけではなく、使える設備やトラブルが起きた時のサポート体制なども含めしっかり確認する必要があります。
集客に有利な立地を選ぶ

せっかくサロン店舗を構えるよりは安価に開業できるのですから、好立地なシェアサロン・レンタルサロンを選びましょう。
前述した通り、自分で好立地にテナントを借りる場合、賃料が非常に高くなりがちです。
アクセスが良い場所にあるシェアサロン・レンタルサロンも多いため、そういった好立地のサロンを探して契約しましょう。
そうすることで集客もしやすくなり、お客様としても足を運びやすくなります。
利用料金や支払形態が自身の計画に合っているかチェックする

利用料金や支払形態は、どのシェアサロン・レンタルサロンと契約するかによって異なります。
たとえば、1時間1,500円などの時間制のレンタルスペースもあれば、売上によって価格が変わる歩合制を導入しているサロンもあります。
自分がひと月にどの程度売り上げられるのか、どの程度の費用であれば捻出できるのか、今後事業を展開するのであればそのための資金を残しておける余裕があるかなど、多面的に検討しましょう。
売上が多いのであれば歩合制のサロンを契約すると損かもしれないし、売上が少ないのであれば月額固定制のサロンを契約すると支払いが辛くなるかもしれない、といったことですね。
その上で、問題なく支払いしていける利用料金や支払形態のシェアサロン・レンタルサロンを契約するべきです。
必要な設備が揃っているか確認する

シェアサロン・レンタルサロンでは、自分で用意しなくとも設備が揃っている場合があります。
しかし、設備の充実度はそれぞれのレンタルスペースによるもの。
自分が使いたいと思った設備がない場合もあるため、契約前にしっかりチェックしましょう。
ただし、設備は他のネイリストと共用なので、前述した通り衛生面に不安が生じるというデメリットがあります。
もしレンタルスペースに必要な設備が揃っていたとしても、頻繁に利用する備品や最低限の施術道具は自分で用意しておくべきでしょう。
スムーズに予約確保できるかを確認する

シェアサロン・レンタルサロンを契約する前に、営業時間や予約システムについて確認しておきましょう。
お客様からの予約が入っても、レンタルスペースを予約できなければ意味がありません。
予約システムの利便性、他のネイリストがどの程度契約しているか、人気の時間帯の予約の空き具合など、チェックしておくべき点は多くあります。
特に、自分がスペースをレンタルしたい時間帯の予約の取りやすさについては、サロンの運営者へ事前に確認しておきましょう。
プライバシーの確保ができるかを吟味する

デメリットの1つとして、シェアサロンではプライバシーの確保が難しいというお話をしました。
対策として、できれば個室タイプの席をレンタルする、サロン一室を丸ごとレンタルするといったことが挙げられます。
また、施術スペースがどのように区切られているのかも吟味すべきポイントです。
区切りがなくオープンの場合、プライバシーの確保もそうですが、お客様がリラックスして過ごせなくなるでしょう。
もし個室タイプやサロン一室すべてのレンタルが難しいのであれば、サロン内のスペースの区切り方を事前に吟味するべきです。
他のネイリストの利用者層や雰囲気を確認する

レンタルスペースでは他のネイリストがどのような雰囲気かを事前にチェックしておきたいところです。
もしルールを守っていないなど雰囲気が悪い場合、ゆくゆくは人間関係で苦労する可能性も出てきます。
また、集客的な面でも、他のネイリストがどのような施術を行っているのか知るのは重要です。
他のネイリストが提供しているサービスを知ることで、自分の強みを押し出して差別化するチャンスになります。
さらに、他のネイリストの客層をチェックしておくのもおすすめです。
もし他のネイリストのお客様が10代や20代が多い場合、年配のお客様は訪れにくいのではないかなど判断する材料になるでしょう。
運営者のサポート体制をチェックする

運営者がどの程度サポートしてくれるかを知っておくのも大切です。
たとえば、ネイリスト同士でトラブルが起きた場合に対応してくれるのかといったことですね。
この場合、当事者間で解決するようにいわれることもあるため、事前にチェックしておきましょう。
また、シェアサロン・レンタルサロンによっては集客面や経理面でのサポートを行っていることも。
ただし、最後まで寄り添って対応してくれない可能性もあるため、心配な人はぜひサロミーに相談してみてくださいね。
追加費用の有無を確認する

シェアサロン・レンタルサロンを契約する場合、追加費用が発生するかどうかもチェックすべきポイントです。
たとえば、水道光熱費や清掃費は月額固定費と別という場合があるかもしれません。
また、契約時に初期登録費がかかる場合もあります。
追加費用がかかることを見落としていると、準備した資金が足りなくなる可能性も。
そのため、事前に追加費用の有無を確認しておく必要があります。
シェアサロン・レンタルサロンに向いているネイリストの特徴
それでは、シェアサロン・レンタルサロンにはどのようなネイリストが向いているのでしょうか?
シェアサロン・レンタルサロンでの開業を検討しているネイリストは、以下の特徴が自分に当てはまるかチェックしてみてくださいね。
リスクを抑えて独立したい

シェアサロン・レンタルサロン開業では、テナント開業やマンション開業に比べて少ない資金での開業が可能。
テナント開業・マンション開業では初期費用も大きくかかり、運転資金も数ヶ月分用意するとなると200万円以上の大金が必要になります。
また、開業できたとしても思うように売り上げが立たず経営が成り立たなくなる可能性も。
その分シェアサロン・レンタルサロンではスモールスタートが可能で、月額費を安く抑えることで資金繰りに余裕を持たせることができるでしょう。
サポートを受けたい

前述の通り、シェアサロンやレンタルサロンでは運営者からのサポートが受けられることも。
1人での独立が不安な人には心強いシステムです。
ただし、徹底したサポートを求める場合は理想とのギャップを感じるかもしれません。
長く共に伴走して欲しいと考えている人は、サロミーの0円開業の方がおすすめです。
ネイリストとの繋がりを広げたい

シェアサロンの場合、同じ空間を複数のネイリストとシェアするため、他のネイリストとの繋がりが広がりやすいという特徴があります。
繋がりを広げて、情報交換などを行いたい人は向いているでしょう。
ただし、ネイリスト同士の雰囲気がよくないとトラブルに発展する可能性も。
あらかじめレンタルスペース内のネイリストの雰囲気を見極めておく必要があります。
今のサロンで指名客が50名以上付いている

今のサロンで指名客が50名以上付いているネイリストは、シェアサロン・レンタルサロンでの開業に向いているといえます。
あなたを気に入って付いてくれているお客様であれば、場所が変わってもあなたからの施術を求めてくれるでしょう。
「50名なんてとてもじゃないけど多すぎる...」と感じた人は、30名ならどうでしょうか?
サロミーの0円開業であれば指名客が50名以下でも開業のご相談可能なので、50名も指名客がいなくて不安になった人はサロミーに相談してみてくださいね。
自分のペースで働きたい

自分のペースで働きたい人も、シェアサロン・レンタルサロンでの開業に向いているといえるでしょう。
レンタルスペースでの開業であれば、場所や時間に縛られずに働くことが可能になります。
育児や介護をしながら働きたい、自分の時間も十分に欲しい。
このように考えている人は、シェアサロン・レンタルサロンでの開業であれば自分のペースを守りながら働きやすいでしょう。
人と話すのが好き

人と話すのが好きな人も、シェアサロン・レンタルサロンでの開業に向いています。
もちろん、ネイリストの場合はお客様との会話がメインになるでしょう。
しかし、シェアサロンの場合、他のネイリストも同じ空間で働いているため、自然と話す機会も増えます。
そのため、人とコミュニケーションを取るのが好きな人、繋がりを増やすのが好きな人には向いているといえるでしょう。
色々な集客方法にチャレンジできる

色々な集客方法にチャレンジできる人も、シェアサロン・レンタルサロンでの開業に向いているといえます。
一部のレンタルスペースでは集客サポートを提供している場合もありますが、それでもほとんどは自分の力で積極的に集客を行う必要があります。
無料でできるSNSやブログを始め、有料のホットペッパービューティーなどの集客媒体の活用など、さまざまな集客方法を複合的に試すのが独立開業の成功のポイントの1つ。
「やり方がわからないから」「時間がないから」と言い訳せず、何でもできることは試してみるというフットワークの軽さが重要です。
シェアサロン・レンタルサロンに向いていないネイリストの特徴
それでは逆に、シェアサロン・レンタルサロンでの開業に向いていないネイリストはどのような人でしょうか?
以下のような特徴を持っているネイリストは、シェアサロン・レンタルサロンでの開業はやめておいた方が良いでしょう。
完全に独自のブランドを確立したい

シェアサロン・レンタルサロンで、完全に自分好みのサロンに仕上げるのは不可能といえます。
さまざまなコンセプトを持った複数のネイリストが同じ空間を利用するため、ネイリストそれぞれのブランドに合わせた空間を作り上げるのは難しいのです。
そのため、サービスはもちろん、空間的な面でも独自性を打ち出したい場合、シェアサロン・レンタルサロンでの開業は向いていないでしょう。
プライバシーを重視する

前述した通り、レンタルスペースではプライバシーを守るのが難しい場合があります。
特にシェアサロンでオープンになった席の場合、隣の席との区切りがないことも。
そういった場合、お客様はもちろん、ネイリスト個人のプライバシーを守るのも難しいでしょう。
プライバシーを重視する場合、やはり独自のサロン店舗を持つのが理想といえます。
長時間の固定されたスケジュールで働きたい

長時間の固定されたスケジュールで働きたいという人も、シェアサロン・レンタルサロンでの開業は向いていません。
レンタルスペースは時間枠の予約が必要で、他のネイリストも同じスペースを利用するため、長時間の固定された枠で働くのは難しいのです。
そのため、長時間安定的に働きたいという人は、別の開業方法を検討する必要があるでしょう。
他者とスペースを共有するのに抵抗がある

他者とスペースを共有するのに抵抗がある人も、シェアサロン・レンタルサロンでの開業には向いていません。
シェアサロン・レンタルサロンでは他のネイリストとの空間共有が基本です。
そのため、自分だけの空間を持つことは難しく、抵抗がある場合レンタルスペースで施術を行うのは厳しいでしょう。
集客に積極的ではない

シェアサロン・レンタルサロンでは積極的な集客が大切。
さまざまな集客方法を試し、トライアンドエラーを繰り返しながら少しずつ有効な方法を見つけていく努力が必要です。
そのため「あまり集客のことは知らないから」「私にはできないと思う」など、集客に積極的でない人はシェアサロン・レンタルサロンでの開業に向いていません。
主なネイリスト向けのシェアサロン
ここまで、シェアサロン・レンタルサロンでの開業の向き不向きについてお伝えしました。
自分の向き不向きは確認できましたか?
もし向いていると感じた人は、シェアサロン・レンタルサロンでの開業を検討してみても良いでしょう。
以下で、ネイリスト向けのシェアサロンを6つご紹介するので参考にしてくださいね。
GO TODAY シェアサロン

主なネイリスト向けシェアサロンの1つ目は「GO TODAY シェアサロン」。
全国に50店舗以上展開しており、店舗ごとに内装や雰囲気が異なっているという特徴があります。
たとえば、同じ東京都内でもさまざまなコンセプトを持った店舗が複数あるため、自分のスタイルにあった店舗が選びやすいというメリットがあります。
また、契約すると施術に必要な商材が最大65%オフで購入できるというメリットも。
どの店舗も駅チカで好立地なので、集客にも有利です。
Be Colorful

国内最大級のシェアサロンである「Be Colorful」。
初期費用がかからず、月額3万円+20%の売上歩合で利用できるためコストパフォーマンスも良いといえます。
サロンの雰囲気としては、白を基調とするナチュラルテイスト。
そのため、コンセプトに偏りがなく、気軽に利用しやすいでしょう。
公式ホームページでは収益シミュレーションができるため、気になる人はお試しください。
She nail studio

光熱費や歩合がかかることなく、完全に月額費だけで契約できるのが「She nail studio」。
歩合がないため、売上の100%を手に入れることができます。
また、すべてのスペースが完全個室なので、プライバシーを守った施術が実現可能。
月貸しプランを利用するネイリストの場合、個室内の内装をカスタマイズすることができます。
そのため、自分のブランドやコンセプトに合わせた空間を作れるという点でメリットがありますね。
ネイル空間

表参道、銀座、恵比寿、新宿、吉祥寺といった東京都内の主要エリアに店舗を構えるのが「ネイル空間」。
すべての店舗が駅から徒歩約1分という、かなりの好立地にあります。
30分500円から借りることができ、売上手数料、月額固定費、初期費用もすべて無料です。
朝は9時から夜は24時まで利用でき、夜遅くに施術を希望するお客様にも対応できるという特徴も。
月に数回の利用、1日数時間の利用、1日貸し切りなど、さまざまな使い方に対応してくれる柔軟性もあります。
Crystal

「Crystal」は男女問わず利用できるジェンダーレスなシェアサロン。
男性のお客様はもちろん、男性のネイリストも利用可能な数少ないサロンです。
売上手数料、月額固定費、初期費用はすべて無料で、時間ごとのレンタルや月ごとのレンタルなど柔軟に対応してくれます。
また、お客様からの予約が入る日時がまばらなネイリスト向けに、35時間3万円、70時間6万円のサブスクも用意されているのが特徴です。
Grand Story Salon

ネイリストはもちろん、美容師やアイリストもレンタルできるシェアサロン「Grand Story Salon」。
初期費用や売上手数料が無料で、会員登録すれば都内各地にある全店舗が利用可能なのが大きな特徴です。
また、公式ホームページではデメリットでも挙げた人間関係についても触れられており、共有スペースの掃除などの付帯業務はなしとのこと。
そのため、必要以上に他のネイリストと関わらなくて良くなり、面倒な人間関係を省けるのもメリットです。
ネイリストがシェアサロン・レンタルサロンで開業する際によくある質問
最後に、ネイリストがシェアサロン・レンタルサロンで開業する際によくある質問をまとめました。
疑問点がある人は、ここで確認してくださいね。
シェアサロンやレンタルサロンの開業資金はどのくらい必要ですか?

シェアサロン・レンタルサロンで必要な開業資金の目安は80万円です。
内訳としては、材料費30万円、運転資金50万円となります。
意外に高額だと感じた人も多いのではないでしょうか?
テナント開業やマンション開業よりはハードルが低いといっても、運転資金などを考慮すればそれなりに資金は必要です。
「お金がないけど開業したい...無理なのかな?」と思っている人は、サロミーの0円開業がおすすめです。
かかる費用は0円なので、気になる人はぜひ相談してくださいね。
シェアサロンやレンタルサロンではどのように集客すればいいですか?

シェアサロン・レンタルサロンでは、無料・有料どちらの集客方法もフル活用しましょう。
たとえば無料の場合、SNSやブログなどが挙げられます。
特にSNSの場合、写真で訴求できるInstagramはネイリストとも相性抜群です。
また、リピーターの集客ではLINEや声掛けがおすすめ。
特に声掛けは意外にできていないネイリストも多いため、やって損はない方法です。
有料の場合、ホットペッパービューティーへの掲載は必須といえるくらい重要です。
ただし、レンタルサロンの場合はホットペッパービューティーなどの集客媒体に掲載できないこともあるため、事前に確認しておきましょう。
シェアサロンやレンタルサロンを開業するのに必要な資格や届け出はありますか?

ネイリストが開業する場合、必要な資格はありません。
資格取得は必須ではありませんが、JNECネイリスト技能検定ネイルサロン衛生管理士などの資格を持っているとお客様からの信頼性が上がるため、取得しておく方が無難でしょう。
また、届け出に関して、個人事業主の場合は開業届の提出が必要です。
ネイルサロン開業の場合、保健所への届け出は不要なので、開業届のみ用意しましょう。
シェアサロンやレンタルサロンには必要な道具や材料は用意されていますか?

シェアサロン・レンタルサロンでは、最低限の設備は揃っていることが多いです。
たとえば、フットネイル用のチェアやワゴン、アームレストなどです。
しかし、UVライトなどの道具やジェルネイルなどの商材は用意されていないと考えるべきです。
ネイルケア用の道具やライト、商材に関しては自分で用意して持ち歩くようにしましょう。
シェアサロンやレンタルサロンでは、基本料金以外にかかる追加費用はありますか?

シェアサロン・レンタルサロンによっては、追加費用がかかることもあります。
たとえば、売上手数料や水道光熱費、初期費用などですね。
この記事でご紹介したシェアサロンの中には、追加費用がかからないサロンも複数あるため、追加費用を抑えたい人はそういったサロンの中から契約しましょう。
シェアサロン・レンタルサロンならスモールスタート可能!自分に合ったサロンを見つけよう
独立開業の最初のステップとして、シェアサロン・レンタルサロンを検討するネイリストは多いでしょう。
シェアサロン・レンタルサロンでの開業はスモールスタートが可能ですが、この記事に記載した通り、メリットもデメリットも両方考慮して検討する必要があります。
また、向き不向きによってメリットがデメリットにもなり得るため、自分の性格特徴を照らし合わせることも大切です。
人間関係や集客などさまざまな面で大変なことも多いため、少しでも不安がある人は一度、0円で開業できるサロミーに相談してくださいね。